僕のモットーは「定時帰宅」だ。
定時のチャイムが鳴るのと同時に、颯爽と会社を出るのが理想。
しかし、以前の僕は「定時帰宅」とは程遠い働き方をしていた。
10時過ぎに、ふと顔を上げオフィスを見渡すと、誰もいなくて、自分が部署で一番遅くまで残っているのだと知る。
今頃、同僚のみんなは家族と団らんしているのだろうと想像すると、何度もため息がでた。
毎晩のように残業が続き、大きなストレスを抱えていた。
日々、目の前の仕事に追われ、どれだけ一生懸命やっても仕事が途切れることは無かった。
やっと終わったと思ったそばから、仕事が机に積まれていく。
僕は完全に疲弊していた。
仕事して帰ってご飯を食べて寝るだけの生活。
毎日、同じ事の繰り返しで、自分の人生に価値を見いだせなくなっていた。
あるとき、こんな生活を変えたいと本気で思った。
その日から、僕の自由を獲得していく生活が始まった。
お金のことを考えると、会社を辞めるのは現実的に難しい。
それならば、1日の中で少しでも自由な時間を取り戻そうと決めた。
僕は、定時に帰ることを心に誓った。
やるべきことは単純だった。
「情報を集める」ことと「実行する」ことだけ。
まずは、本やインターネットで働き方に関する情報を必死で集めた。
仕事が速く、かつ実績を出している人たちの考え方は、僕にとって新鮮なものばかりだった。
情報を取り入れたら、あとは実行するのみ。
とりあえず、仕事が速く、かつ実績を出している人たちのマネをしてみようと思った。
取り組みを始めてから、僕は少しずつ定時に帰られるようになっていった。
そして今では、ほぼ毎日定時に帰っている。
定時に帰ることは、僕の生活に大きな変化をもたらした。
定時に帰ると、家に着くのがだいたい6時くらいで、寝るのが12時だから、平日でも自由な時間は6時間ある。
6時間もあれば、できることはたくさんある。
趣味に使ってもいいし、友だちとご飯にいってもいいし、運動したっていい。
疲れていたら、ゆっくり休むという使い方だってできる。
僕自身は、友だちとご飯にいけるようになったし、ランニングなど身体を動かす機会も増えた。ときには映画だって観に行ったりする。
そして、定時に帰宅することでよい循環が生まれている。
まず、自分の時間をもつことでリフレッシュでき、気持ちにゆとりができる。
それだけでもストレスが大幅に軽減された。
そして、明日もしっかり働こうと、仕事に対するモチベーションが高まった。
結果的に仕事の効率があがり、また翌日も定時に帰ることができるという具合だ。
以前の残業続きだった頃の僕は、働き方も遊び方も下手だったように思う。
定時に帰ることを心に誓ってから、本当に生活は大きく変わった。
働き方も余暇の使い方もうまくなったと感じる。
このブログでは、「上手な働き方」と「上手な遊び方」について、考え、実践し、その内容を発信していけたらと思う。
上手な働き方とは、「定時帰宅」が最終目標ではない。
むしろ、「定時帰宅」はその第一歩に過ぎない。
定時に帰宅できるということは、やるべきことを最小限に抑え、余裕をつくることである。
そういった余裕の時間からこそ、新しいものは生み出されると思う。
皆さんの生活に余裕が生まれ、仕事でもプライベートでも何か新しいことを生み出すきっかけとなれば、これ以上に幸せなことはない。