5時帰宅部

「上手な働き方」と「上手な遊び方」について考え、実践し、発信していくブログ。 将来的に、仕事と遊びの区別なく生きていくのが目標。

先輩の話がすこぶるつまらないので、原因を考えてみた。

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先輩の話がすこぶるつまらない。

 

毎日、同じ先輩と昼ごはんを食べている。

その先輩の話がすこぶるつまらない。

先輩はいつも朗らかにずっとつまらない話をしてくれる。

でも誤解しないでほしい。

仕事ではすごくお世話になっているし、人柄もおだやかで、僕はその人のことは大好きだ。

ただ、話がすこぶるつまらないだけなのだ。

「つまらないからやめろ」と宮沢賢治みたいに言いたいけど、先輩の楽しそうな顔をみているととても言えない。

もしかしたら、僕自身の面白いと感じる感覚がずれているのかと思った。

だけど、後輩も「あの人の話は面白くない」と言っていたので、多分そうなのだろう。

先輩の話はなぜつまらないのか。

そして、先輩が面白い話をするために、どういうステップを踏めばよいか勝手に考えてみた。

 

話の面白さって、何で決まるの?

 

そもそも話の面白さって、何で決まるのだろう。

僕は、4つの要素で決まるのではないかと考えている。

 

①「体験のユニークさ」

②「視点のユニークさ」

③「構成」

④「話し方」

 

これだけでは分かりにくいので、1つずつ解説していこう。

 

①「体験のユニークさ」

 

たとえば、次のAとBどっちの話を聞きたいと思うだろうか。

 

A:「こないだ道歩いていたらつまずいちゃってさあ。」

B:「こないだ宝くじ買ったら7億円当たってさあ。」

 

多分、多くの人はBに興味を惹かれたのではないかと思う。

Aの体験は日常的によくある話だが、Bは日常的によく出くわす話ではない。

つまり、その体験がいかにユニークであるかによって、人が聞きたいと思う度合が変わってくる。

ちなみに、僕のいとこは就活の面接のときに、「住む家が無くなったことがある」という話をしたそうだ。

氷河期時代だったけど、結局、複数の大手企業から内定をもらっていた。

面接官の興味を引き、印象に残るために、その体験談を選んだと言う。

体験がユニークであることは、それだけで人の興味を引くパワーがある。

 

②「視点のユニークさ」

 

「視点のユニークさ」によっても話の面白さは変わってくる。

例えば、こんな経験ないだろうか。

友だちと二人で歩いているとき、友人から「さっきすれ違った人、Tシャツに変な言葉書いてあったね。」と言われたが、自分は全く気づかなかった。

「ある人とすれ違う」という体験は全く同じなのに、友人と自分では見ている視点が全く違ったということだ。

体験は同じでも、視点は人によって大きく異なり、その視点のユニークさで話の面白さも大きく変わってくる。

 

自分「人とすれ違った。」

友人「Tシャツに変な言葉書いてある人とすれ違った。」

 

どちらの話を聞きたいと思うだろうか。

 

③「構成」

 

三つ目の要素は「構成」。

話の冒頭にオチを言ってしまって、その後どんなにがんばってもウケないことってあると思う。

構成(どういう順序で、どういう分量で)によって、ウケ方はかなり変わってくる。

まずは起→承→転→結がしっかりと組まれているか。

順番が決まったら、次は分量。

起承転結の順番になっていても、「起」の部分が異常に長かったら、それだけで聞いている方はうんざりしてしまう。

 

④「話し方」

 

最後は「話し方」。

落語は、同じ話を色んな噺家さんが話す。

同じ話だけど、人によってウケ方がかなり違うようだ。

抑揚とか、声のボリュームとか、間の取り方とか、ウケる技術っていうのがあるのだろう。

どういう話し方がウケるのか、詳しいことはわからないけど、確かなのは「話し方」で面白さが変わってくるということだ。

昔は、テンション高く話すのが面白いと思っていたけど、これは経験上違う。

テンション高く話しても、面白くないときは面白くない。

逆に、テンションが低く、言葉が少なくても、面白いと感じる人は沢山いる。

少なくともテンション高く話せばいいというものではないらしい。

 

先輩の話がつまらない理由。

 

ここまで、分析してなぜ先輩の話がつまらないのか、だんだんと分かってきた。

先輩の話をグラフ化すると、下のようになる。

 

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 仕事のときは、順序立てて分かりやすく説明される方なので、③「構成」と④「話し方」に、それほど問題があるようには思えない。

致命的なのが、①「体験のユニークさ」と②「視点のユニークさ」だ。

話題として持ち出す「体験」も、それに対する「視点」も、興味を惹かれることがほとんどない。

 

芸人さんの話はなぜ面白いのか。

 

一方で、世の中には面白い話をすることに長けている人もいる。

そのよい例が、お笑い芸人さんだろう。

芸人さんの話はなぜ面白いのか。

芸人さんは、さきほど紹介した4つの要素が総じて高いからだと思う。

 

フジテレビで「人志松本のすべらない話」という番組がある。

 

「【番組内容】

人は誰も1つはすべらない話を持っており、そしてそれは誰が何度聞いても面白いものである。

プレーヤーの名前が書かれているサイコロをふり、出た目の人が面白い話をするだけでお送りするシンプルな番組。」

人志松本のすべらない話 - フジテレビ

 

この番組の中で、小籔千豊さんが「略礼服」という話をしたことがある。

妹の結婚式に出席するために買った略礼服がなぜか半ズボンだったという話。

これは、①「体験のユニークさ」が突き抜けているなと思う。

こんな体験する人は中々いない。

 

とはいっても、ユニークな体験をすることってそんなに多くない。

しかし、芸人さんの場合は、ユニークな体験でなくとも、他の3つの要素(②「視点のユニークさ」、③「構成」、④「話し方」)を駆使して、見事に笑いに変えてしまう。

 

小藪さんの別の話で「スノーボード」というものがある。

これは、スノーボードに行って、一緒に行った知り合いがケガするというだけの話なのだが、つい笑ってしまった。

おそらく視点のユニークさ、構成、話し方がうまかったからだと思う。

 

どうやったら、面白い話ができるのか。

 

それでは、どうやったら、面白い話ができるようになるのだろうか。

具体的な対応策を挙げてみる。

 

①人とは違う体験をする。

 

自分が体験したことのない話っていうのは、やっぱり聞きたくなるもの。

大胆な挑戦をしたという話は、それだけで人を惹きつけるパワーがある。

だから、人とは違う体験を意識的に取り入れてみるのもいいかもしれない。

自分の興味があるところから始めてみたらいいと思う。

そういう挑戦をしていると、必ずハプニングはつきもので、そのハプニングも話のテーマになる。

 

②よく観察すること。

 

体験は同じでも、視点は人によって大きく異なる。

そして、視点のユニークさで話の面白さも大きく変わってくる。

まずは、目の前で起きた事象に対して、色んな角度からじっくり観察してみよう。

後は、様々な人の立場で考えてみること。

母親がこどもを見るような優しい気持ちで観たら?

ちょっといじわるな気持ちで観たら?

こんなことを試していくと、今までには得られなかった視点が得られるかもしれない。

 

③話す前に、順番をよく考える。

 

面白いことがあったからと言って、何も考えずに思いついたまま話すとだいたい失敗する。

話す前に、起承転結を考えて、本当にその順番で話すのがよいか、もう一度考えてみよう。

 

④話し方を工夫する。

 

最後は話し方を工夫すること。

芸人さんを見ていると、抑揚とか、声のボリュームとか、間の取り方とかをかなり工夫しているのが分かる。

芸人さんや、周りにいる面白い人をよく観察して、マネできそうなものを取り入れていく。

あとは聞いている人の反応を見ながら、改善していく。

 

まとめ

 

ここまでの話をまとめてみよう。

 

・話の面白さは、以下の4つの要素で決まる。

①「体験のユニークさ」

②「視点のユニークさ」

③「構成」

④「話し方」

 

・面白い話をするための対策は、以下の4つ。

①人とは違う体験をする。

②よく観察すること。

③話す前に、順番をよく考える。

④話し方を工夫する。

 

結論はまとまったけど、これをどうやって先輩に伝えよう。

次は、話が面白くないことをうまく相手に伝える方法を考えなければ…。