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「上手な働き方」と「上手な遊び方」について考え、実践し、発信していくブログ。 将来的に、仕事と遊びの区別なく生きていくのが目標。

【島の山旅】豊島の壇山からの眺めは最高。「自然×アート」の豊島には見どころがいっぱい。

豊島(てしま)ってどんな島?

 

島の山旅 第6弾は「豊島(てしま)」。

豊島は、小豆島の西3.7kmにある島。

 

豊島の概要は次の通り。

「・瀬戸内海の東部、小豆島の西方3.7kmに位置する島。直島諸島に属す。

・檀山(最高峰) 標高339m。島のほぼ中央に位置し、頂上からは瀬戸内の島々を一望できる。

・水資源に恵まれ、自給して余るほどの農産物が生産されていた。また早くから酪農も行われていた。瀬戸内の潤沢な漁場に恵まれて漁業も盛んで、文字通りの「豊かな島」であったが、過疎化と高齢化の煽りを受け、いずれの産業も不振に見舞われている。

・豊島には「豊島石」と呼ばれる凝灰岩が採れ、古くから石の島としても知られている。

・戦後間もなく先進的な福祉施設ができたことから「福祉の島」としても知られてきた。

・1970年代から始まった産業廃棄物の不法投棄は、全国的にも最大規模の産廃問題となった。」

豊島 (香川県) - Wikipedia

豊島について | 豊島観光ナビ

 

小豆島からほど近いこの豊島の中央には、標高339mの檀山(だんやま)と呼ばれる山がある。

眺めがよく、瀬戸内海の島々が見渡せるとのこと。

また、近年ではアートの島として認知されており、島内には多くのアート作品が展示されている。

今回は、檀山の頂上を目指し、その後、アート作品を巡ってみることにした。

 

檀山までの道のり。

 

今回は、小豆島を巡った後に、そのまま豊島を目指すことにした。

小豆島の土庄港(とのしょうこう)から出発。

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この小さな船で豊島へ渡る。

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着いたのは、豊島の唐櫃港(からとこう)。

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港の前のメインストリート。

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この道沿いにある「からと港レンタサイクル」で自転車を借りる。

お店のご主人は朝早くからお店を空けて待っていてくれて、地図を持って島の見どころを親切に教えてくれた。

普通の自転車と電動自転車があったので、迷わず電動自転車を選んで出発。

檀山登山口を目指す。

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段々畑。

左上にヤギがいる。

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豊島は古くから農業・酪農・漁業が盛んで、文字通り「豊かな島」だった。

豊島には「農民福音学校」と呼ばれる農業学校があり、大学レベルの質の高い教育が受けられていたらしい。

豊島に残る豊かな食卓 「豊島農民福音学校」- The evangelistic school for farmers at Teshima island | 物語を届けるしごと

 

豊島の道は思ったよりアップダウンが激しい。

ペダルを踏むと、アシスト機能がグンとペダルを押してくれるので、坂道も楽々登れる。

電動自転車にしておいて、本当によかった。

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西国三十三観音の第二十番札所「硯虻大師堂」。

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「豊島には西国三十三観音のミニ霊場があります。

規模も小さく素朴でとても本家の霊場に及びませんが、それがかえって気楽さと親しみやすさを伝えてくれます。

各札所を巡るお大師参りがあり、主な札所でお接待があり、多くのお遍路さんでにぎわいます。」

春のお大師さん【豊島WEB】

 

お大師参りの日には、島外からも多くの巡拝客が来て、お接待を受けるのだそう。

その様子がこちらのサイトで紹介されている。

『豊島お大師参り』直島・豊島・小豊島(香川県)の旅行記・ブログ by 52市村康さん【フォートラベル】

 

どこか懐かしい日本の原風景のよう。

こんな風景がいつまでも見られたらいいなと思う。

 

海岸沿いに建てられた「海のレストラン」。

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海を眺めながらのテラス席で、島内や瀬戸内でとれる食材を使った料理が楽しめる。

このときは寄ることができなかったが、次来たときは海を見ながらゆっくり食事してみたい。

海のレストラン

 

そうこうしているうちに、登山口に来た。

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「壇山」トレッキング概要

 

場所はこちら。 

 

 

 <登った山>壇山(豊島)

<とき>2017年11月25日(土)

<メンバー>単独

<天気>晴れ

<ルート>

豊島中学校→壇山山頂展望台→豊峰権現→岡崎公園(壇山展望台)→豊島中学校

 

<行程>

08:30 豊島中学校

09:50 壇山山頂展望台

10:10 豊峰権現

10:30 岡崎公園(壇山展望台)

11:20 豊島中学校

 

コース詳細はこちらの資料を参照した。 

改訂版 香川県の山 (新・分県登山ガイド 改訂版)

改訂版 香川県の山 (新・分県登山ガイド 改訂版)

 

 

こちらもどうぞ。

http://www.nijinet.or.jp/Portals/0/pdf/yama100/sheet/049.pdf

 

「壇山」トレッキング詳細

 

08:30 豊島中学校

豊島中学校の近くに自転車を停め、いざ出発。

頂上付近までずっと舗装路が続いているので、自転車で行くこともできるが、今回は歩いてみることにした。

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道沿いには、変わった形をした祠がいくつも祀られていた。

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実は、豊島は「石の島」としても知られていて、採石地としてだけでなく、石工の技術も高かった。

採石の歴史は鎌倉時代から始まったと伝えられている。

 

「豊島には「豊島石」と呼ばれる凝灰岩が採れ、古くから石の島としても知られています。「豊島石」は、柔らかく加工がしやすいが火には強いという性質を持つので、灯篭や家庭の窯などにも多用されていました。「豊島石」は非常に品質が良かったため、重宝され、桂離宮の灯篭に多く使用されています。残念ながら時代と共に採掘事業は衰退し、現在、豊島で石を掘ることはなくなっていますが、石は豊島にとって非常に大切な文化です。」

豊島について | 豊島観光ナビ

 

途中、ベンチがあった。

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直島方面が見渡せる。

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09:50 壇山山頂展望台

壇山山頂展望台に到着。

山頂には、展望台と電波塔があり、開けている。

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電波塔下からの風景。

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正面の左右に細長い島は、おそらく井島。

島内に香川県岡山県の県境があるという、極めて珍しい島。

剥げて見えるのは、2011年に起こった大規模な山火事の影響だろう。

 

展望台。

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360度見渡せて気持ちがいい。

船が着いた唐櫃港が見える。

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10:10 豊峰権現

県指定自然記念物の「豊峰(とよみね)権現社の森」。

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「中腹の豊峰権現には、県の自然天然記念物に指定された常緑広葉樹のスダジイの森がある。これほどのまとまったスダジイの森は、島嶼部では豊島だけといわれている。中には推定樹齢が250年という巨木もあり、太古の森の雰囲気が漂う。」

発行者:辰野 勇, 『しま山100選 登山で見つける、新しい島の魅力』, 株式会社ネイチュアエンタープライズ, 2017年, p.67.

 

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岡崎公園(壇山展望台)へ行く途中、道の脇の草むらがさわがしいので、のぞき込むとイノシシらしき生物の数頭の影が。

しばらく足音を立てずに並んで歩いていたが、向こうは気づいていないようだった。

 

10:30 岡崎公園(壇山展望台)

すごくよいロケーション。

ベンチに座っていつまでもゆっくりしていたい場所だ。

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中央少し左にある、こんもりした島が男木島(おぎじま)。

その奥が女木島(めぎじま)。

 

この展望台の前はすぐ崖になっていて、高度感が味わえる。

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11:20 豊島中学校

豊島中学校へ戻ってきた。

 

登山後は、観光スポット&アート巡りへ。

 

登山後には、豊島の観光スポット&アート巡りをした。

 

「いちご家」

 

いちご農家さんがみずから作ったスイーツ。

パフェやかき氷、スムージー、クレープ、ソフトクリームなどがあって、どれもいちごを贅沢に使っている。

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今回はパフェを食べることにした。

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「あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする」

 

空家を改装した「イル・ヴェント」というカフェの中にあるアート作品。

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昔ながらの町並みが残る豊島。

こんな感じのたばこ屋に、昔よくお菓子を買いに行ってたな。

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「針工場」

 

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薬師寺の脇を抜けていくと、先ほどいた岡崎公園(壇山展望台)が見えた。

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あんな場所にあったのか。

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「島キッチン」

 

豊島の野菜や魚をつかった料理が食べられるとして、人気のお店。

とても混んでいて、この日は入るのをあきらめた。

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開放的なテラスがあるモダンな形をしたこの店は、安部良氏の作品で、瀬戸内国際芸術祭2010の際につくられたもの。

 

豊島美術館

 

最後に豊島美術館へ。

 

豊島美術館

瀬戸内海を望む豊島唐櫃(からと)の小高い丘に建設されるアーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛による「豊島美術館」。休耕田となっていた棚田を地元住民とともに再生させ、その広大な敷地の一角に、水滴のような形をした建物が据えられました。広さ40×60m、最高高さ4.5mの空間に柱が1本もないコンクリート・シェル構造で、天井にある2箇所の開口部から、周囲の風、音、光を内部に直接取り込み、自然と建物が呼応する有機的な空間です。内部空間では、一日を通して「泉」が誕生します。その風景は、季節の移り変わりや時間の流れとともに、無限の表情を伝えます。」

豊島美術館 | アート | ベネッセアートサイト直島

 

美術館の敷地内の遊歩道。

中央の白い建物がカフェ。

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気持ちのよい遊歩道を歩いていく。

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豊島美術館の「母型」の入り口。

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入ると、真っ白で大きな空間が一気にひろがった。

その空間の広がりにはっとして、しばらく入り口で立ち止まってしまった。

 

大きな空間の中には柱はひとつも無く、天井部には大きな穴が2つぽっかり空いている。

そこから、太陽の光や鳥のさえずり、風が自由に入ってくる。

 

現在アートってよく理解できないことが多かったけど、この作品はすごく感動した。

自然と人の調和がダイレクトに感じられる。

 

帰りにカフェに立ち寄った。

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カフェの中まで、その世界観が大事に守られている。

外国観光客の方が多かった。

豊島美術館は国外での評価も高いという。

豊島のアートの象徴的な存在と言えるだろう。

 

まとめ

 

今回訪れた豊島を一言で表すと「自然×アート」になるだろう。

 

壇山の頂上に行くまでの道のりは舗装されていて、正直、登山としては面白味に欠ける。

それでも頂上からの眺めは抜群だし、多島美が楽しめる岡崎公園の壇山展望台のロケーションは最高だ。

それに壇山にあるスダジイの森は、豊島の自然の豊かさを十分に感じさせてくれた。

 

そして、何と言っても外せないのが、アート作品の数々。

特に豊島美術館は圧巻で、自然と人の調和を感じた。

久しぶりにアートを見て感動した。

 

自然と人の調和を感じたこの豊島では、産業廃棄物の不法投棄が問題となり、今でも完全には解決していない。

自然とどう関わっていくべきだろうかと考えさせられた旅でもあった。

 

注意

 

登山をされる場合には、自身の登山経験と技術に見合ったコースを選択し、十分な装備を持って臨みましょう。