5時帰宅部

「上手な働き方」と「上手な遊び方」について考え、実践し、発信していくブログ。 将来的に、仕事と遊びの区別なく生きていくのが目標。

【島の山旅】地球の息づかいを感じる伊豆大島の三原山。裏砂漠はまるで月面。~その①~

伊豆大島(いずおおしま)ってどんな島?

 

島の山旅 第7弾は「伊豆大島(いずおおしま)」。

 

伊豆大島の概要は次の通り。

「・伊豆大島は東京から約120km、伊豆半島からは約25kmという位置にあり、面積は約90㎢で伊豆諸島最大の島です。

・大島は海底からそびえる活火山(伊豆大島火山)の陸上部分で、標高758mの三原山は山頂のカルデラ内にできた中央火口丘にあたります。

・2007年に日本の地質百選に選定され、さらに2010年には関東ではじめての日本ジオパークに認定されています。

椿油や高級炭材で知られる椿や、「あんこ椿は恋の花」で知られる「あんこ姿」は島のシンボルにもなっています。

・現在の人口は8,024人(2016年11月末)」

伊豆大島ってどんなところ? | 大島観光協会

 

 「・行政区域は、東京都大島町である。

・数多くの噴火の記録が残っているが、最近では1912年〜1914年、1950年〜1951年、1986年に中規模以上の噴火があり、特に1986年の噴火では全島民が避難した。

・伊豆島は古くから流刑地とされ、(中略)699年6月29日には役小角が「伊豆嶋」に流された記録がある。(中略)源為朝保元の乱に敗れて捕らえられ、伊豆大島に配流された。」

伊豆大島 - Wikipedia

 

島全体が活火山の伊豆大島

伊豆大島の最高峰は、三原新山(標高764m)。

三原山には火山活動の跡がいたるところに残っているらしい。

地球の活動を見てみたいと思い、三原山を目指した。

 

そして、今回は海から出発し三原山を越え、反対側の海まで出ることにした。

20kmほどの島横断の旅だ。

 

三原山までの道のり。

 

東京・竹芝客船ターミナルから東京汽船のフェリーに乗りこむ。

22:00に出発して、翌朝06:00に伊豆大島に着く予定。

夜中に船に乗り込むのは初めてだったので、わくわく。

 

海から眺める東京の夜景は何ともきれいだ。

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レインボーブリッジの下を通過する。

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泊まった客室はこんな感じの2段ベッド。

室内はあたたかくて、毛布一枚でも十分眠れる。

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寝床にはカーペットがひいてあるのだけど、少し硬そうだったので、登山用マットレスを持ち込んで敷いてみたら快適だった。

船に揺られながら知らぬ間に眠りに落ちた。

 

06:00に岡田港に到着。

フェリーの到着にあわせて、元町港行きのバスが出ているので、それに乗った。

 

 「三原山」トレッキング概要

 

場所はこちら。 

 

 

<登った山>三原山伊豆大島

<とき>2018年01月

<メンバー>単独

<天気>晴れ

<ルート>

元町港→御神火スカイライン三原山頂口→三原神社→火口展望場→剣ヶ峰→櫛形山→テキサスハイキングコース→大島椿資料館→行者浜

<距離>22km

<行程>

06:50 元町港

08:50 三原山頂口

09:50 三原神社

10:00 火口展望場

10:30 剣ヶ峰

11:50 櫛形山

13:30 大島椿資料館

14:10 行者浜

 

コース詳細はこちらの資料を参照した。 

改訂版 東京都の山 (新・分県登山ガイド)

改訂版 東京都の山 (新・分県登山ガイド)

 

  

こちらもどうぞ。

https://oshima-navi.com/geopark/mihara_trek.html

  

三原山」トレッキング詳細

 

06:50 元町港

元町港を出発。

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島ってどこも道が狭いことが多いけど、伊豆大島の道は意外と広い。

三原山頂口までは、ずっと舗装路が続く。

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この日はすごく寒かった。

外で寒そうに丸くなっていたネコ。

手を出すと、猫パンチをくらった。

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御神火スカイラインを登っていく。

道路の脇には、写真の通り土嚢のようなものが並べられている。

道路は最近作られたようで、すごくきれいだ。

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じつは、この御神火スカイラインは2013年10月の台風26号の被害により、一度消失している。

その後、2016年にようやく復旧した。

 

「2013年10月11日にマリアナ諸島付近で発生した台風26号は、非常に強い勢力となって10月16日午前、伊豆大島へ最接近した。『10年に1度』といわれる巨大台風の影響で三原山外輪山の中腹で幅1km近くにわたって崩落、土砂流が沢筋に河口部まで流れこみ、死者36名、行方不明者3名(2014年8月20日現在)という甚大な被害をもたらした。」

山本聡編集, 『ワンダーフォーゲル October / 2014 / No.109』, 株式会社山と溪谷社, 2014年, p.204.

 

道路沿いの木の上をピョンピョン跳ねる動物がいた。

しばらくじっと見ていると、目があった。

リスだ。

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実はこのリスは、タイワンリスと呼ばれる種で、その名の通り、元々日本に生息していなかった。

1930年代、地元の動物園から逃げ出し島内で大繁殖し、その数は今や数万匹とも言われていて、農産物に大きな被害をもたらしているそうだ。

道を歩いていると、しょっちゅう、このタイワンリスを目にする。

 

08:50 三原山頂口

三原山頂口に到着。

広い駐車場になっているので、ここから歩き始めてもいいかもしれない。

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駐車場を抜けると、三原山が急に目の前に現れる。

ここが東京都と考えるとすごい。

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馬が飼育されていた。

この馬は「与那国馬」と呼ばれる日本在来の馬。

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日本最西端・与那国島からはるばるやってきたらしい。

この馬に乗って三原山をぐるりと回れるそうだ。

 

親子連れが歩いている。

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路面が凍っていて、ところどころ大きな氷がはっていた。

足で氷を割る感触がとても懐かしい。

 しばらくは舗装路がつづく。

 

三原山の噴火に備えたシェルター。

シェルターは結構いろんなところにある。

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近年だと、三原山は、1986年に中規模以上の噴火が起こった。

溶岩が冷えて固まった岩。

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真っ黒な岩が一面に広がる広場で遊ぶ親子。

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溶岩が流れた跡にうっすらと草が生えている。

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09:50 三原神社

三原神社の鳥居。

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鳥居の奥に、うっすらと富士山が見える。

この三原神社について、不思議は話がある。

 

「1986年の噴火で火口から流れ出した溶岩は、この三原神社を避けるかのように、左右に分れて流れました。溶岩と建物の間の距離はわずか2~30センチ。溶岩流から三原神社は守られました。」

三原山神社 - 伊豆大島ジオパーク・データミュージアム

 

ゴジラ岩と呼ばれるもの。

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1984年公開の映画「ゴジラ」では、この伊豆大島三原山火口にゴジラを落としてエンディングとなるのだが、映画公開の2年後、1986年に三原山が噴火。

そのとき流れ出た溶岩で、このゴジラ岩が出来上がったという不思議な話。

 

道の両脇にあるのは、「アグルチネート」。

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「大きな岩は、アグルチネートのかたまりです。アグルチネートは、噴火の時に噴き上げられた溶岩のしぶきなどが落ちて、積み重なってできます。高さは5メートルもあります。

よく見ると、大きな溶岩の部分や小さな破片がくっつき合っているのが分かります。」

伊豆大島ジオパーク看板より

 

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蒸気がところどころ上がっている。

ここが活火山であることを思い出す。

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10:00 火口展望場

大きな火口。

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直径約300~350メートル、深さ約200メートルにもなる。

1974年の小噴火以前には、底にマグマが見えることもあったそうだ。

 

櫛形山方面には、平地が広がっている。

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10:30 剣ヶ峰

剣ヶ峰周辺から見た火孔。

1986年の噴火の時には、この火孔の中が溶岩で一杯になったそうだ。

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ここからは富士山がきれいに見えた。

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一面、真っ黒なこの場所は「裏砂漠」。

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国土地理院が発行する地図に「砂漠」と表記されているのは、唯一ここだけ。

地表は小さな黒い火山岩で覆われている。

 

「「裏砂漠」は国土地理院が発行する地図に唯一「砂漠」と表記された場所です。伊豆大島の象徴ともいえる三原山の度重なる噴火によって降り注いだマグマのしぶきが大地を焼き、植物を燃やし、一面黒い世界を作り上げています。噴火後も風が強く吹きぬける場所であるため、植物が定着しにくく、いわゆる“砂漠”的な光景がひろがっています。」

https://oshima-navi.com/urasabaku/

 

別の惑星にきた感じ。

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11:50 櫛形山

櫛形山の頂上。

この辺りは、周りに遮るものがなくて特に風が強かった。

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テキサスハイキングコース。

たしかにテキサスの荒野っぽい道。

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山のふもとまでくると、地表に土が現れ、森が出現した。

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13:30 大島椿資料館

大島椿資料館に着いた。

浜辺までもう少し。

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14:10 行者浜

行者浜についた。

ようやくゴール。

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20km以上歩いたのでヘロヘロ。

しばらく浜に座ってぼーっと海を眺めた。

 

登山後は「海のふるさと村」で宿泊。

「為朝の館跡」

レンタカーに寄ったら、近くにこんな赤い門があった。

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源為朝とは誰ぞやと思って調べたら、源頼朝義経兄弟の叔父にあたる人物らしい。

 

「源 為朝(みなもと の ためとも、旧字体:爲朝)は、平安時代末期の武将。源為義の八男。母は摂津国江口(現・大阪市東淀川区江口)の遊女。源頼朝義経兄弟の叔父にあたる。

 

身長2mを超える巨体のうえ気性が荒く、また剛弓の使い手で、剛勇無双を謳われた。生まれつき乱暴者で父の為義に持てあまされ、九州に追放されたが手下を集めて暴れまわり、一帯を制覇して鎮西八郎を名乗る。保元の乱では父とともに崇徳上皇方に参加し、強弓と特製の太矢で大奮戦するが敗れ、伊豆大島へ流される。しかしそこでも国司に従わず、大暴れして伊豆諸島を事実上支配したので、追討を受け自害した。」

源為朝 - Wikipedia

 

「海のふるさと村」

 

夜は「海のふるさと村」に泊まった。

https://oshima-navi.com/senzu/umifuru.html

 

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テントにしようかと思ったが、セントラルロッジが一泊2000円とすごく安かったので、そちらにした。

荷物も減るせるし。

2段ベッドがある部屋で、1室定員6名とあったので、相部屋になるのかと考えながら行ったら、なんと一部屋を一人で使わせていただけることになった。

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2段ベッドが並んだ部屋を一人で使うのは変な感じ。

なんだか、ずっと2段ベッドで寝ている気がする。

 

「海鮮茶屋 寿し光」

 

晩ごはんは「海鮮茶屋 寿し光」。

地元の新鮮な魚やその他の食材が楽しめるお店。

大島物産|伊豆大島 海鮮茶屋 寿し光・手づくりの店 和歌 Video Rental ai2

 

まず頼んだのが、お寿司。

手前の黄色っぽい寿司は、べっこう寿司。

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べっこうは、伊豆諸島の郷土料理で、魚の切り身をとうがらし醤油につけこんだもの。

元々は保存食として、作られていたそうだ。

 

こちらが、とうがらし醤油。

ぴりっとした辛みがなんともクセになる醤油。

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そして、「明日葉の天ぷら」。

明日葉は伊豆大島の特産。

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「明日葉は伊豆諸島原産のセリ科の多年草植物。

『今日摘んでも明日にはもう芽がでてくる』と言われるほど、生命力の強い植物。

(中略)

火山島である伊豆大島は一年を通して温暖で雨が多いため、大地は多くの水を得ることができ、明日葉にとって最適な環境。」

https://oshima-navi.com/gourmet/ashitaba01.html

 

サクサクした食感でおいしい。

でも一人で食べる量じゃなかったな。

 

~その②~へ続く。

 

注意

 

登山をされる場合には、自身の登山経験と技術に見合ったコースを選択し、十分な装備を持って臨みましょう。