5時帰宅部

「上手な働き方」と「上手な遊び方」について考え、実践し、発信していくブログ。 将来的に、仕事と遊びの区別なく生きていくのが目標。

【沼島】その② 国生み神話が伝わる「おのころ神社』へ参った。

沼島(ぬしま)へ。 

 

島の山旅 第9弾は「沼島(ぬしま)」。
沼島は、国生み伝説が残る不思議な島。
前回の記事では、最高峰の石仏山(いしぼとけやま)に登った。
前回の記事はこちら。

www.gojikitakubu.com

 

本記事では、その続き。
国生み伝説の伝わる神社など沼島の歴史に迫っていきます。

 

「石仏山」トレッキング概要

 

場所はこちら。 

 

 

<登った山>石仏山(沼島)
<とき>2018年02月11日(日)
<メンバー>単独
<天気>晴れ
<ルート>沼島港→沼島灯台→山ノ大神社→上立神岩→古水ノ浜→おのころ神社→梶原五輪塔→沼島庭園→沼島八幡神社→神宮寺→観光案内所→沼島港
<距離>13km
<行程>
07:15 沼島港
08:20 沼島灯台
08:30 山ノ大神社
09:10 上立神岩
10:10 古水ノ浜
11:00 おのころ神社
11:20 梶原五輪塔
11:30 沼島庭園
12:30 沼島八幡神社
12:40 神宮寺
13:10 観光案内所
13:20 沼島港

 

コース詳細はこちらの資料を参照した。
http://nushima-yoshijin.jp/nushima/wp-content/themes/nushima/see-know/img/pamphlet.pdf

 

こちらもどうぞ。
http://www.nijinet.or.jp/Portals/0/pdf/yama100/sheet/021.pdf

 

「石仏山」トレッキング概要

 

11:00 おのころ神社
おのころ神社に向かいます。

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石垣。
変わった積み方をしている。
他の島でも、この立て積みを見たことがある気がする。

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地元のおじいさんと出会って少し話をした。
最近は沼島にもイノシシが入ってきたとぼやいていた。
おそらく海を渡ってきたんじゃないかとのこと。

 

長い階段の上に神社があります。

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すこし小高い山に神社は建てられている。

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「おのころ神社は、その沼島の中にあって、イザナギイザナミの二神をお祀りしており、地元では、この山全体を「おのころさん」と呼び御神体として大切にしてきました。山上に向かってつづく階段が天に届くかのようにまっすぐに伸びています。

神話の中では、最初に誕生する島が「おのころ島」といわれていて、「おのころ島」に降り立った二神が、淡路島を始め、島々を生成しましたので「おのころ島」は淡路島ではなく淡路島の近くの小島であるというのが通説となっております。

日本発祥の地は、淡路島の内陸にある、「おのころ島神社」もこの国生み神話、「おのころ島伝説」を唱えています。」
沼島 おのころ神社(自凝神社) - 淡路島WEB「あわじウェブドットコム」

 

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沼島出身の「岩田なつ」という方が、この神社の荒廃を憂いて本社再建に奔走し、大正時代に建てられた。

 

神話とか伝説って、案外史実に基づいていることが多いよね。
日本という国を最初に作った人々が最初に降りたったのが、この沼島なのかもしれないと想像するとちょっとワクワクします。

 

港に出た。

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細い路地を抜けていく。

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11:20 梶原五輪塔
右から二番目の苔むしたお墓が、梶原景時のものです。

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「この境内にある五輪塔は、永禄から天正初期にかけて島主として沼島水軍を支配していた梶原一族の祖、梶原景時の墓と言われています。
景時は、源平の石橋山の合戦で平氏方として源頼朝の軍を破ったが、洞窟に潜んでいた頼朝を故意に見逃し、後に源氏が復活した際に頼朝方につき、頼朝が死ぬまで側近として勢力を振るった人物です。
(県指定重要文化財)」
近畿自然歩道 環境庁兵庫県

 

梶原五輪塔の近くにある「八角井戸」。

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八角井戸
この川は、王川と呼び島人たちの生活用水として、今でも昔同様に、大事に使用されています。
八角の形は、中国の占いによると八角は、吉相を示していると云われ、その数は、昭和四十六年の調査記録によると、四○数箇所記録がのこっています。
沼島の伝説にも出てくる有名な井戸です。
沼島では、井戸のことを川(かわ)と呼びます。」
看板より

 

沼島の伝説ってどんな伝説なんだろうか。

 

11:30 沼島庭園
民家のすぐ脇の道を抜けると、沼島庭園があります。

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沼島庭園は、室町時代に足利義植がつくったと伝えられている。
義植は、将軍職を追われ13年間逃亡するが、その期間中にこの沼島にもいたことがある。

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「沼島庭園は、室町時代に戦乱が続く都を離れ、沼島へ逃れてきた足利十代将軍義植が作庭したと伝えられている池泉鑑賞式庭園です。
王の森を背景に、黒色片岩や緑色片岩を用いて力強い石組みが施されているこの庭は、立体感に溢れ、山口県にある室町時代の画家雪舟の庭によく似ています。
県下で最古の室町時代の作庭として歴史的価値の非常に高い庭園です。」
近畿自然歩道 環境庁兵庫県

 

「お食事処 あさやま」に寄ってお昼ご飯。

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12:30 沼島八幡神社

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「永享8年(1436)梶原俊景が京都石清水八幡宮の分霊を阿万八幡宮を通じて勧請し創建したと伝えられます。かつては水軍の拠点であり、昔から海を生活のより所としてきた沼島の生活をうかがいしれる絵馬13額が掛けられ、全国的にも珍しい逆羅針盤が天井に奉納されています。境内のうしろの森は、ホルトの大木が何本もあり、椿や椎の木、キノクニスゲ等自生している珍しい原生林になっています。」
観光情報(沼島八幡神社/5月:春祭り) | 淡路島観光ガイド - 淡路島の観光や旅行、宿泊施設、温泉、グルメ、イベント情報がいっぱい!

 

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神社には多くのカラフルな絵馬が飾られている。

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これは「賤ヶ岳合戦」の絵馬。

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近くの看板を要約すると、こんな感じ。

 

豊臣秀吉柴田勝家が戦った「賤ヶ岳合戦」。この合戦で大活躍した秀吉側の若い武将たちは「賤ヶ岳七本槍」と呼ばれる。
賤ヶ岳七本槍の一人、「脇坂甚内安治」がこの絵馬の主人公。この合戦に勝利した秀吉は安治に「淡路守」を命じる。「淡路守」は淡路を領有するが、一番の役割は大阪湾を見張ること。大阪湾の入り口にある沼島は非常に重要な拠点であった。
・沼島の人々は漁師として働きながら、「沼島水軍」として海路を守る役割も担っていた。秀吉は晩年、朝鮮出兵を全国に命じ、安治も沼島水軍とともに朝鮮に出兵する。七年もの長い戦いの中、命を長らえ、安治は帰国する。
東シナ海を見てきた沼島水軍の人々は、船団を組んで一大漁業を展開する基礎を築く。後に「沼島千軒金の島」と呼ばれるほど豊かな島となる。豊かになったのは安治のおかげと、「沼島底曳網組」が代々この絵馬を奉納している。

 

羅針盤ってなんだ?と思って調べてみたけど、結局何か分からなかった。

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12:40 神宮寺
880年に開基されたお寺。
このお寺の僧がさきほど紹介した八幡神社の守護にもあたっていたらしい。
梶原一族の菩提寺となっている。

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鬼瓦。
こんな瓦はじめて見たぞ。すごい迫力。

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昔ながらのみちです。
おばあちゃんが乳母車を押している。

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島にきて古い町並みをみると、なんだか昭和にタイムスリップしたような懐かしい気持ちになる。

 

13:10 観光案内所
沼島の観光案内所「よしじん」。

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中はカフェにもなっていて休憩できるし、島の情報も聞くことができる。

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13:20 沼島港
沼島ターミナルセンターに展示されている奇岩。
この奇岩は「鞘型褶曲(さやがたしゅうきょく)」の特徴をあらわしている。

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「鞘型褶曲は地殻変動などの大きな力によって地層が変形してできる現象。断面が、刀の鞘を輪切りにしたバームクーヘンのような同心円状の模様をしていることから、鞘型褶曲と呼ばれる。フランスのブルターニュ地方のほか、国内の数カ所でしか確認されていないという。」
毎日新聞 平成23年12月16日より

 

この岩はなんと、もともとは民家の庭にあったのだそう。

 

淡路島の土生港に戻ってきました。

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灘黒岩水仙

 

2月はスイセンの時期。
近くにスイセンがたくさん見られるところがあると聞いたので帰りに寄ってみた。
寄ったのは「灘黒岩水仙郷」。

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「灘黒岩水仙郷は、西暦1820年代(江戸時代)に付近の漁民が海岸に漂着した球根を山に植えたのがだんだん繁殖したとされており、今ではここ淡路島の南部に位置する諭鶴羽山(標高六〇七.九m)から海に続く45度の急斜面の一帯、約7ヘクタールにわたって500万本もの野生の水仙が咲き誇っています。
一重咲きの野生のニホンスイセンが咲き誇り、付近一帯は甘くて優しい香りに包まれます。」
500万本の水仙 灘黒岩水仙郷 - 南あわじ市ホームページ

 

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さっきまでいた沼島がきれいに見えます。

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江戸時代の農民が海岸で拾った球根を植えたら、200年後にこんな風になりました。
なんかおとぎ話みたいです。

 

まとめ

 

沼島は淡路島のすぐ近くにある小さな島。
1周をほぼ4時間で歩くことができる。
トレッキングコースはよく整備されていて歩きやすく、ときおり潮風を感じながら海の見渡せるコースを歩くのはほんとに気持ちがいい。

 

国生み伝説が残るこの小さな島には、深い歴史がたくさん残っていた。
おのころ神話や海人族、そして沼島水軍など。
トレッキングだけでなく、歴史好きな人にもおすすめの島かも。

 

注意

 

トレッキングをされる場合には、自身の経験と技術に見合ったコースを選択し、十分な装備を持って臨んでください。