5時帰宅部

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不安になったときの対処法|心配事のほとんどが実際には起きない

2019年04月24日更新

 

昔から不安に感じることが多くて、日常のささいなことが心配でしかたなかったです。
小学生の頃、夜寝る前に、次の日の準備をするのですが、毎晩ランドセルの前で1時間以上も「うーん」と唸っていました。
忘れ物がないか心配で、ランドセルの前から離れられず、何度も確認作業をしてしまうのです。
そのうち、親が来て、一緒に忘れ物がないかを確認してくれて、やっと確認作業から解放されるという風でした。
心配性は大人になっても続いていました。
例えば、家の戸締り。
何度もドアノブをガチャガチャして確認するのですが、家からしばらく離れると、本当に鍵が閉まっているか心配になり、家へ戻って来たりしていました。

 

そんな私ですが、今では割と心配性に振り回されないようになりました。
この記事では、どうやって心配性に対処してきたかを紹介していきたいと思います。

 

 

心配性には、こんな弊害がある。

 

心配性には、良い点もあります。
例えば将来のことについて、あれこれ気を配るので、前もって色々と準備ができている場合が多いです。
また確認作業が多いので、ミスなども少ないです。
このようにある程度の心配は、生活をする上で必要だと思います。

 

しかし、それも度を超すと生活の質をたちまち低下させてしまいます。
心配性には、どのような弊害があるのでしょうか。
大きく分けて物理的弊害と精神的弊害の二つがあると思います。

 

  • 心配事を考えたり、確認作業をしたりして、時間がとられる。(物理的弊害)
  • 心配事が心を覆ってしまい、他のことが考えられない。楽しめない。(精神的弊害)

 

心配していることのほとんどが実際には起きない。

 

心配の度合がひどくなると、生活の質が大幅に低下してしまうが、実際心配事のほとんどは起こらないそうです。

 

「米国ミシガン大学の研究チームが行った調査によると、心配事の80%は起こらないとされています。起きるのは残り20%ですが、そのうちの8割は、あらかじめ準備して対応すれば、心配事にはいたらずに解決できるそうです。つまり、そのときにならないと手の打ちようのない「本当の心配事」は、全体の4%にすぎないのです。」

本番に弱くテンパってしまう | プレジデントオンライン | PRESIDENT Onlineより

 

心配事の80%は起こらないというのは、これまでの経験を思い出してみてもその通りです。

 

忘れ物をしたらどうしよう。
戸締りをしていなくて泥棒が入ったらどうしよう。
あの人に怒られるかもしれない。

 

これらの心配事は、あれこれ心配する割に実際起こることはほとんどありません。
そして、仮に起こったとしても、心配していたようなひどい事態とはなりません。

 

心配への対処法

 

僕が心配性を克服するためにやってきた、対処法をいくつか紹介しようと思います。

 

①何を心配しているのか、なぜ心配なのかをはっきりさせる。

心配事が一つ浮かぶと、次々と心配事が浮かんできて、不安が増大していきます。
心配事が一つ浮かんだ時点で、自分は何を心配しているのか、そしてなぜ心配なのかをはっきりと自覚することが重要です。
これだけで、取るに足らない心配だと気付くことも多いです。

 

②心配事はほとんど起こらないことを思い出す。

先ほど、説明したように、心配事の80%は起こらないとされています。
また、起きたとしても、自分が想像していた以上に悪い事態になることはほとんどありません。
心配事はほとんど起こらないことを思い出し、思い悩むのは、実際に事が起きてから考えると割り切ります。

 

③心配になってもアクションを起こさない。

心配になってもアクションを起こさないようにします。
例えば戸締りをしていないかもしれないと心配になっても、家に戻るようなことはしません。
実際、それでまずい事態になることは、通常ありません。
そうやって、家に戻らなくても、悪い事態は起きないということを何度も経験すれば、不安に思うこと自体なくなっていきます。

 

④心配事が浮かんできても、反応しない。

①~③のことを実践しても、それでも心配事は浮かんでくることはあります。
そういうときでも、心配事に反応して、過剰に不安に思う必要はありません。
「ああ自分は今この事について、心配しているんだな。」と俯瞰して自分を見るようにします。
そして、とりあえず思考の中心から、ずらして置いておきます。
特別何の対応をしなくても、置いておくだけで、心配事が知らない間に消えてしまうことも多いです。

 

心配性を改善したら、自由で楽になれた。

 

私は上記の対処法を繰り返し実践してきました。
そのおかげか、最近では心配事に対して、過剰に不安に思うことが少なくなりました。
そして、心配事自体の数も減ったのです。

 

心配性を改善したら、物理的弊害・精神的弊害が消え、自由で楽に生きられるようになります。
心配事は起きたら起きたでしょうがない。
それだったら、事が起きてから考えようと少しずつ割り切れるようになりました。

 

心配事で心が覆われている方が、この記事を読んで少しでも楽になることを願っています。