5時帰宅部

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読書の学習定着率は低い?本を読んだ後の効果的な学習法とは

2019年04月24日更新

 

私は本が好きです。
インターネットで本を探すのも、書店で実際に本を手に取って選ぶのも楽しいです。
もちろん、本を読むのも、本棚に並んだ本を眺めるのも幸せです。
机には、未読の本が積まれていて、読まれるのを今か今かと待っています(本を読むスピードが買うスピードに追い付いていません)。
読んだ本は、年間100冊を超えた年もありました。

 

 

あまり内容を覚えていない。

 

「休日何してるの?」と聞かれたとき、最近は「登山や読書」と答えています。
登山については、どのルートを歩いたかiPhoneのアプリで記録しているし、写真も数多く残っています。
だから、「どんな山に登ったの?」とか「どんな山がおすすめ?」と聞かれたら、それらを見て思い出しながら答えることができます。
一方で、読書に関しては何の記録も残していませんでした。
心に残った文章はおろか、題名さえも記録していないので、「どんな本を読んだ?」とか「どんな本がおすすめ?」と聞かれても、ほとんど何も答えられない自分がいました。

 

1冊からどれだけ多くのことを学んだかが重要。

 

年間100冊を超える本を読んでいるのに、語れるものがほとんどない自分に驚きました。
以前の私は、読んだ本の数だけ得られるものがあるので、とりあえず数をこなそうと思っていました。
でも、その方法で自分に残ったものは、あまり多くなかったのです。
つまり読む本は少なくないが、消化不良を起こし、うまく吸収できていなかったと言えます。
今は「本は何冊読んだかではない。1冊からどれだけ多くのことを学び、自分に残せるかが重要。」と感じています。

 

読書記録をつけることにした。

 

アメリカ国立訓練研究所(National Training Laboratories)が発表したラーニングピラミッドと呼ばれるものがあります。

個別指導部 | TSSつくば予備校

 

ラーニングピラミッドは、学習の方法によって、どれだけ定着率が違うかということを表した図です。
この図によると、「読書」の学習定着率は、最大でも10%程度となっており、他の学習法と比較して低いことが分かります。
一方で「人に教える」は最大で90%の定着率で、最も高いです。
つまり、読書は読むだけで終わらせるのではなく、人に教えるところまでやれば、学習定着率はぐっと高くなるということです。
人に教える方法としては次のようなものがあります。

 

  • 読んだ本の内容を人に話す
  • 読んだ本の内容をブログに書く

 

結論から言えば、どちらのやり方も試したことはありますが、続きませんでした。
それは、人に紹介するまでもない本の扱いに困ったからです。
そんな本でも何か所か良いことが書かれていて、記録(記憶)に残しておきたい本がいくつもありました。

 

そこで、別の方法を考えることにしました。
他人に教えるのが無理なら、本の内容を忘れた未来の自分に教えればよいと考えたのです。
そこで、読書記録をつくることにしました。

 

読書記録をつけたら、こんないい事がある。

 

読書記録をつけ始めてそれほど経っていませんが、よい点がいくつか見つかりました。

 

  • 記憶の定着率が上がる。
  • 著者の主張がきちんと読み取れる。
  • 著者の主張に対する自分の意見が明確になる。

 

最初は読書記録をつけていくのは面倒かなと思ったが、そんなことはありませんでした。
むしろ、本を読むのと同じくらい、面白い作業でした。
本を読むだけで消化不良を起こしていたのが、読書記録をつけることによって、消化・吸収できていると感じられるのがなんとも心地よいです。

 

具体的な「読書ノート」の書き方については、こちらの記事をどうぞ。 

www.gojikitakubu.com