5時帰宅部

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就活で内定もらうには?分析は必要だけど、落ち込む必要はない

2019年05月08日更新

 

私の通っていた高校では、難関大学を目指す「特別進学クラス」がありました。
私はなんとかそのクラスに入ることができたのだけど、途中から授業に全くついていけなくなりました。
高校3年生に上がるとき、私と成績の悪い数名が呼び出され、こう告げられました。
「3年生からは、特別進学クラスから抜けてもらいます。」
いわゆる“戦力外通告”ということでした。

 

 

落ち込んだけど、分析はしない。

 

なんとなく、そうなることは予想していたけど、直接言われると、やっぱりショックでした。
私はしばらく落ち込んでいました。
しかし、このときは、ただ落ち込んでいただけでした。
なぜ勉強についていけなくなったのか、どこの分野が理解できなかったのか、なんの分析もしようとしませんでした。
分析しなければいけないという意識すらなかったのです。

 

そのうちに本格的な受験へと突入します。
私は絶対見返してやるぞという熱い気持ちだけ携えて、分析もせず計画もたてず、とりあえず机に向かい始めました。
1年後、希望の大学には届きませんでした。

 

就職の採用試験では何十社と落ちる。

 

大学院の1年になった頃、就職活動が始まりました。
いわゆる就職氷河期というやつで、就職先はなかなか決まりませんでした。
何十社という会社から、不採用通知を受け取りました。
しかし、特別進学クラスから外された頃の私とは少し違いました。
不採用通知を受け取っても、必要以上に落ち込むことはありません。
正確に言うと、落ち込まないように気持ちをコントロールしていました。

 

分析を淡々と続けた。

 

落ち込む代わりに、落ちた理由を分析することにしました。
どのエピソードに対して反応が良かったか、話の内容が他の人とかぶってないか、同じエピソードでも話す順番を変えたらどうか。
自分で気づく範囲は限られているので、他の人にもエントリーシートや面接内容をチェックしてもらいました。

 

分析する必要はあるけど、落ち込む必要はない。

 

なんとか就職先が決まりました。
もし、不採用通知を受け取る度に、毎回落ち込んでいたら、この長期戦は戦えなかっただろうと思います。
分析を淡々と続けていくうちに、気持ちも落ち着いたし、最善を尽くして結果が出なかったらそれはしょうがないと、いい意味で開き直ることができました。

 

受験では落ち込んでばかりで分析しませんでした。
一方、就職活動では必要以上に落ち込まないように気持ちをコントロールして、分析と改善を続けました。
どちらがよい結果を得たかは、言うまでもありません。

 

何かを本気で得たいと思ったら、落ち込んでいる時間はありません。
ただ、分析と改善を続けて、本番に備えるのみです。