2019年05月11日更新
考えてみれば、物心がついたころから、多かれ少なかれ、ずっと悩みはあったように思います。
人間関係、進路、お金、仕事のことなど。
ひとつのことが解決したと思っても、悩みごとは次から次へと湧いてきます。
多分生きている限り悩みは尽きないのだろうなと思います。
悩む時間を減らせないか。
悩みが頭に浮かんでくると、しばらくはそのことについて考えています。
時間をかけて考えるわりに得られるものがなくて、同じことを何度も考えていたりします。
堂々巡りってやつです。
むやみに悩みにとらわれている時間は、非常にもったいないと思います。
ネガティブな気持ちになってモチベーションは下がるし、本来生産的なことに当てるはずだった時間まで奪われてしまいます。
そこで、どうしたら悩む時間を減らせるか考えてみることにしました。
悩みは「現在」のものだけを考える。
まずは、悩みが「過去」、「現在、「未来」のどれに属するか考えてみました。
意外と「過去」と「未来」のものが多いことに気付きます。
「過去」の悩み
例えば、「ある人にひどいことを言われた。」というもの。
ひどいことを言われたのは1回だったが、何度も思い返す度に心が傷付いていました。
ひどいことを言われるようなことを自分がしたのであれば、そこだけ反省して、もう考えるのはやめます。
何度も思い返して、わざわざ自分を傷つける必要はありません。
「未来」の悩み
例えば、「プレゼンで皆の前で恥をかいたらどうしよう。」とか「事故にあったり、病気になったりしたらどうしよう。」とかいうもの。
備えておくことは確かに重要です。
プレゼンで恥をかくことが心配なら、しっかり発表の練習をするべきだし、事故や病気が心配なら保険に入り、健康に留意するべきです。
でも、どれだけ準備しても、未来のことは誰にも分かりません。
しっかり準備したと納得したら、それ以上は考えないようにします。
極論を言えば、「過去」と「未来」の悩みについては、考える必要はありません。
悩みは「現在」のものだけ考えればよいです。
自分で解決できる部分と、解決できない部分とに分ける。
「現在」の悩みだけ抽出できたら、次は自分で解決できる部分と、解決できない部分とに分けます。
例えば、ある病気になって手術が必要になったとします。
この場合、病院選びは大いに悩めばいいと思います。
病院選びは、自分の裁量で、自分で決定すべき事項だからです。
でも、手術がうまくいくかどうかで悩む必要はありません。
手術を成功させるためにあれこれ考えるのは、医者の役目であって、自分の役目ではないからです。
くよくよ悩んでも、手術の成功率が上がるわけではありません。
どうせ悩むなら、自分で解決できる部分だけに集中するのがよいです。
まとめ
悩む時間を減らすポイントを整理しましょう。
- 悩みを「過去」、「現在」、「未来」に分類する。「過去」と「未来」の悩みについては考えず、「現在」の悩みに集中する。
- 自分で解決できる部分と、解決できない部分とに分ける。自分で解決できない部分は放っておく。
こうやって、悩みを分類していくと、ほとんどが悩む必要のないものであることに気付きます。
解決できるものは解決して、どうしようもないことは悩みません。
こういうスタンスでいると、理論上は悩みのほとんどが消えます。
ここまで色々と書いてきたけど、実際こんな風に割り切れないのが、今の悩みです。