2019年05月12日更新
おもしろそうな山はないかとネットを探していると、このブログに行きつきました。
ブログを書かれているのは、「芦屋川COREアウトドアショップSky High Mountain Works」 オーナーの方です。
雑誌でも何度かお見かけしたことがありました。
ブログでは、数々の山行記録が投稿されています。
こんな山があるのか、こんな楽しみ方があるのかと、大いに参考にさせていただいています。
その中で、今回は「七種山(なぐさやま)」の記事を見つけました。
雰囲気のある山門や、迫力のある滝、スリリングな岩場と楽しめそうなスポットがたくさん。
さっそく、七種山へ向かいました。
登山コースはこちら。
福崎町観光協会|七種山登山|
七種山登山の概要
<登った山>七種山(兵庫県神崎郡福崎町)
<とき>2017年6月10日(土)
<メンバー>単独
<手段>徒歩
<天気>晴れ
<コース>野外活動センター→旧山門→七種滝→七種山→七種槍→393.4m峰→野外活動センター
<行程>
11:00 野外活動センター
11:30 旧山門
12:00 七種滝
12:40 七種山
14:20 七種槍
16:15 野外活動センター
七種山登山の詳細
11:00 野外活動センター
ここに登山者専用の駐車場があります。
車を停めて、出発します。
少し歩くと、道の脇に大きな池がありました。
池をのぞくと、なんか底の方でうごめいています。
よく見ると大量のイモリ。
ふと、上を見たら枝に謎の泡。多分カエルの卵だと思います。
両生類多め。
林道を進んでいきます。
川沿いを歩いていきます。
11:30 旧山門
昔、この山門の奥に金剛城寺(こんごうじょうじ)というお寺があったそうです。
雰囲気のある山門です。
山門の近くに、七種山の説明書きがありました。
「大昔、滝の流れる滋岡(七種の別名)に、どこの国の誰かわからない優れた老人(男性)が住みつき、いつも見え隠れしていたので滋岡川人と呼ばれました。ある時、国中で大きな干ばつが何年も続き、五穀(米、麦、あわ、きび、豆)の種もなくなり、多くの人が飢え死にました。そんな中、滋岡川人が山を二十余丁下り、穀物の種を人々に分け与えました。種をまくとよく実ったので、人々は喜び滋岡川人を厚く敬いました。穀物の種は、籾・大麦・小麦・大豆・あわ・ひえの七種であったので、七種山と名付けられたと伝えられています。」
立て看板より一部抜粋
七種山って変わった名前だなと思っていたけど、そんな由来があったんですね。
割としっかりしたストーリーがあって、驚きです。
ちなみに、滋岡川人は大悲観音の化現であると伝えられているそうです。
小さな滝が現れ始めました。
太鼓橋。
虹ヶ滝。
12:00 七種滝
とうとう七種滝が見えてきました。
正面からの写真です。
七種滝は、兵庫県を代表する滝の1つで、落差は72mもあります。
雨の後など水量が多いときは、かなり迫力があるそうです。
滝の脇を登っていくと、七種神社があります。
ここにはベンチが設けてあって、滝が眺められるようになっています。
ここからの登山道は、ごつごつした岩がでてきます。
七種山の山頂近くです。展望がひろがっています。
12:40 七種山山頂
これが、多分「つなぎ岩」。
このつなぎ岩の上で、弘法大使が護摩の秘法を修練したと伝えれらています。
福崎町観光協会|七種山登山|
七種山から七種槍までの縦走路です。
14:20 七種槍山頂
山頂はそれほど広くないですが、ここで休憩&昼ご飯にします。
今日はカップラーメンです。
七種槍山頂を過ぎると、岩が露出した尾根を歩いていきます。
七種山の縦走路の核心部はここからみたいです。
振り返るとこんな感じです。
遠くに岩肌が見えるけど、あそこへ行くのでしょうか。
途中、いくつも痩せた尾根を通ります。
ちょっと横を見ると、結構切れ落ちています。
ハラハラです。
尾根がどんどん細くなっていきます。
振り返ってみます。
ロープが出てきました。
再びロープが現れました。
「ここ降りるの?ほんとに?」と何度も独り言をつぶやいて、ようやく降りる決心をします。
なんとか難所を抜けました。
これが最後の難所です。
これは通過して振り返って撮った写真です。
中央の岩のうっすら白くなっている部分を通るのですが、右側がすっぽり切れ落ちています。
よく見ると分かるのですが、道の真ん中にめちゃくちゃさび付いた立て看板があります。
「邪魔だな。持ったらポキッと折れそうだし。」と思いながら、慎重に通っていると、看板に「危険!気を付けて」みたいなことが書かれていました。
「この看板が一番あぶないわ!」と思わずツッコミを入れてしまいました。
田口奥池。
これが見えたら、野外活動センターはもうすぐです。
16:15 野外活動センター
ようやくゴール!
まとめ
今回行った「七種山」は、雰囲気のある山門や、迫力のある滝、スリリングな岩場と楽しめるスポットがたくさんあって、全然飽きることがありませんでした。
いくつかコースがあるので、別のコースを別の季節に登るのも、おもしろいかもしれません。
標高はそれほど高い山ではないですが、低山の楽しいところを集めたような、そんな山でした。