2019年05月18日更新
小豆島2日目前半は、「皇踏山(おうとざん)」へ登りました。
山城伝説の残る皇踏山は、気持ちの良い登山道が続いていました。
そのときの様子はこちらです。
皇踏山から下山して、次に「千羽ヶ嶽(せんばがだけ)」(371m)を目指すことにしました。
千羽ヶ嶽 登山の概要
場所はこちらです。
<登った山>千羽ヶ嶽(小豆島)
<とき>2017年11月24日(金)
<メンバー>単独
<天気>晴れ
<ルート>
荒神社→滝場→千羽ヶ嶽→拇指平→滝場→荒神社
<行程>
13:00 荒神社
13:20 滝場
13:50 千羽ヶ嶽
14:10 拇指平
14:50 滝場
15:10 荒神社
コース詳細はこちらの資料を参照しました。
こちらも参照してください。
https://www.kojitusanso.jp/tozan-report/detail/?fm=23212
千羽ヶ嶽 登山の詳細
車で向かう途中に見えてきたのは「拇指嶽(おやゆびだけ)」。
今回は、この奥にある千羽ヶ嶽を目指します。
ちなみに拇指嶽はクライミングとして有名な岩山だそうです。
よく見ると、まさしく人が登っていた真っ最中でした。
登山口となる荒神社が中々見つかりません。
近所の民家で畑仕事をしていたおじさまに話を聞きます。
「ああ荒神社ね。あのクスノキが見える?あの近く…」
おじさまは、おもむろに石を拾い上げると、家の屋根に向かってビューンと石を投げました。
その先には、サルの群れが。
「ああやって家によく入ってくるんだ。」とぼやくおじさま。
なんか日本昔ばなしの世界観です。
13:00 荒神社
ようやく見つけた荒神社に着きました。
さっきのサルの群れがいました。
登山口から山へ入ると、こんな感じの登山道です。
岩がつき出た道でそれほど整備されていません。
13:20 滝場
滝場と呼ばれる場所です。
このときは、うっすらと水が流れているだけだったが、雨のときは滝のようになるそうです。
このあたりに、拇指嶽へ進むルートとの分かれ道があります。
左に進めば拇指嶽のゲレンデへ、右に進めば千羽ヶ嶽へ着きます。
ロープが設置された岩場が続きます。
岩場を登っていくと、広い尾根に着きます。
ここの左側に拇指平(おやゆびだいら)があります。
拇指平は帰りに寄ることにし、先に進みます。
再び岩場に出ます。
右側を慎重に登っていきます。
13:50 千羽ヶ嶽
千羽ヶ嶽の頂上へ到着しました。
すごく高度感があります。
天気がよくないが、一部に晴れ間が見えます。
14:10 拇指平
帰りに拇指平へ寄ります。拇指平は広い岩棚になっています。
ここから、拇指嶽の全貌を望むことができます。
まさに親指をたててグッドをしたときのような形です。
拇指嶽の横にあるドーム状の岩もすごい迫力です。
ごはんを食べていると、ギャーギャーと騒がしいので、下の方をのぞき込むとサルの群れがいました。
町の様子がよく見えます。
14:50 滝場
「道の駅 小豆島オリーブ公園」へ。
道の駅 小豆島オリーブ公園について
瀬戸内海を見下ろす小高い丘に、約2,000本のオリーブ畑が広がる道の駅。
園内には、オリーブの歴史に触れることができるオリーブ記念館、まるで地中海を思わせるギリシャ風車、約120種類のハーブを栽培する『花と香りのガーデン』など、オリーブとハーブを五感で楽しむことができる複合施設。
道の駅 小豆島オリーブ公園 公式サイト
じつは、小豆島はオリーブの栽培が盛んです。
明治41年に小豆島に持ち込まれ、試行錯誤のうえ、オリーブの栽培に成功しました。
オリーブは地中海地方からもたらされたのですが、小豆島のおだやかな気候が地中海地方と似ていたため、栽培に適していたとも言われています。
それでも、安定して収穫できるようになるまで、とんでもない苦労があったそうです。
ちなみに、ここ「道の駅 小豆島オリーブ公園」は映画「魔女の宅急便」(実写版)のロケ地でもあります。
映画で使用したセットがそのままカフェとして使われています。
ギリシャ風車。
ギリシャ・ミロス島との友好の証として建設されましたものです。
みなさんこの風車の前でホウキにまたがって、ジャンプしているところを写真に撮っていました。
どうやら、映画「魔女の宅急便」の主人公キキのマネをしているみたいです。
ほうきは、小豆島オリーブ公園で貸し出しています。
オリーブのソフトクリーム。
ほんのりオリーブの香りと甘み。これおいしいです。
まとめ
今回訪れた小豆島では、全部で4つの山に登りました。
- 星ヶ城山(ほしがじょうやま)標高817m
- 碁石山(ごいしやま)標高434m
- 皇踏山(おうとざん)標高394m
- 千羽ヶ嶽(せんばがだけ)標高371m
小豆島の山は、本当にバリエーションに富んでいます。
星ヶ城山のようにゆったり整備された山道を散歩するように楽しめる山もあれば、クライマーが挑戦する切り立った岩壁を間近で望める千羽ヶ嶽のような山もあります。
とても同じ島にある山とは思えないほど、趣が異なっていました。
山旅の思い出を豊かにしてくれたのは、小豆島八十八ヶ所の存在も大きいと思います。
とくに印象的だったのは、「石門洞」。
石門をくぐると、険しい岩壁の洞窟を利用して建てられた本堂が現れます。
現実離れした空間に感じられました。
石門洞の記事はこちらです。
小豆島には、今回訪れることができなかった観光スポットがまだ数多くあります。
1つの島の中で、こんなに色々と楽しませてくれる島は数少ないと思います。
とりあえず、小豆島のレポートはこれで終わりです。
次は隣の島、「豊島(てしま)」を目指します。