「『読書ノート』」を作ろうと思うけど、実際どんなノートがいいの?」
学びを定着させるために、読書ノートを作ろうと決めたけど、どんなノートを使ってよいか迷いますよね。
せっかく作るのであれば、長く愛用できるものをと思っている方も多いでしょう。
私も読書ノートを作るときは、色々調べてあれこれ迷いました。
今は、日本ノート株式会社(元:アピカ株式会社)の「Premium C.D. NOTEBOOK」を使っています。
非常に書きやすいノートで、満足しています。
この記事では、どのような基準でノートを選んだかということについて、説明していきます。
ぜひ、この記事を参考にしていただいて、長く愛用できる、あなたにピッタリな一冊を見つけてほしいと思います。
また、読書ノートに記録するときに役立つグッズも紹介します。
なお、実際の読書ノートの書き方(テンプレート)については、こちらの記事をご覧ください。
専用ノートor一般的なノート
読書を記録していく専用のノートが販売されています。
例えば、手帳&ノートのブランド「EDiT(エディット)」から「READING EDiT 本読むエディット」というノートが出ています。
ノート/レポートパッド | 記録ノート | READING EDiT 本読むエディット / EDiT | マークス公式通販
「READING EDiT本読むエディット」は読書専用のノートで、以下のように、読書に関する情報を1冊にすべてまとめることができる構成になっています。
- ブックジャーナル 142ページ
- ブックストア・アドレス 4ページ
- 心に残った言葉 2ページ
- お気に入りの本 2ページ
- 支出表 4ページ
- 読書リスト 3ページ
- メモ 16ページ
内容は充実しているし、シックなハードカバーは、一度手に取ってみたい魅力があります。
しかし、項目とスペースがあらかじめ決まっているため、自由度が低いと感じました。
書きたいことがあるけど、スペースがないために書けないというのは、少しつらいです。
すごく魅力的なノートですが、結局この「READING EDiT 本読むエディット」は選びませんでした。
「読書ノート」に求める条件
自由度の高さを考え、専用ノートではなく、一般的なノートを使うことにしました。
一般的なノートは、項目やスペースなど全て自分で決められるので、読書ノートを1から作っていきたい人におすすめです。
自分にピッタリなノートを見つけるために、まず求める条件をはっきりさせようと思いました。
項目としては、以下の6つを挙げました。
- 書きやすさ
- 開きやすさ
- 大きさ
- 形式
- ページ数
- 耐久性
それでは、1つずつ見ていきます。
書きやすさ
ここでは「紙質」と考えます。
私の場合は、ボールペンを使うのですが、引っかかりを感じずにサラサラかけることが条件の1つです。
あとは、裏抜け・裏うつりしないことも重要です。
開きやすさ
読書ノートを書くときは、本を開きながら、ノートに書きこんでいくことになります。
このとき、ノートがうまく開かないと、手で押さえながら書くことになるので、とても煩わしく感じられます。
できれば、180度に開くノートが理想的です。
サイズ
サイズの候補としてはA5、B5、A4を挙げました。
読書ノートを使うスタイルによって、適したサイズは変わります。
頻繁に持ち運ぶ人であれば、小さめのA5が適しているでしょう。
私の場合は、持ち運ぶことは少ないので、少し大きくて、伸び伸び書けるB5がよいと考えました。
持ち運びをせずに、図やイラストを書いたり、コピーを貼り付けたりしたい人は、さらに大きいA4が適していると思います。
形式
ノートには、「無地」、「方眼罫」、「横罫」などの形式があります。
文字をメインに書く場合は、横線がはいった「横罫」、図やイラストを多用する場合は、縦線と横線が入った「方眼罫」が書きやすいと言われているようです。
私の場合は、ほとんど文字しか書かないので、「横罫」にすることにしました。
ページ数
一冊のノートを長く使いたかったので、ページ数が多いノートがよいと思いました。
月5冊、年間に60冊読んだとします。
そして、1冊につき1枚使用した場合、年間60枚使用することになります。
目次として数ページ使用することを考えれば、最低でも80枚ほどあるノートがよいです。
保存性
何度も見返す場合は、表紙やページの端が少しずつボロボロになっていきます。
せっかく読書ノートを作るのであれば、長い間保存したいと思いました。
できれば、保存性の高いハードカバーがよいです。
ここで、一度条件をまとめてみます。
- サラサラ書ける
- 裏抜け・裏うつりしない
- 180度に開く
- サイズはB5
- 横罫
- 80枚以上
- ハードカバー
「読書ノート」に適したノートは?
条件が決まったところで、ノートにはどのようなものがあるでしょうか。
代表的なものを挙げてみます。
キャンパスノート(コクヨ株式会社)
Premium C.D. NOTEBOOK(日本ノート株式会社/元:アピカ株式会社)
ノーブルノート(ライフ株式会社)
つばめノート(ライフ株式会社)
ノート ミディアム(ロイヒトトゥルム社)
クラシック ノートブック(Moleskine モレスキン)
ウェブノートブック(RHODIA ロディア)
MDノート(ミドリ)
この中で、先ほどの条件にすべて当てはまるものはありませんでした。
ノートって、B5はあまりメジャーではないようです。
特に海外ブランドにB5サイズはあまり見当たりません。
B5というサイズにこだわりがなければ、選択肢はもっと広がると思います。
特にA5サイズは、だいたいどのメーカーも販売しているので、A5サイズで探すのがいいかもしれません。
それでも、条件に近いものはいくつかありました。
Premium C.D. NOTEBOOK(日本ノート株式会社/元:アピカ株式会社)
日本ノート株式会社(元:アピカ株式会社)から販売されている「Premium C.D. NOTEBOOK」。
ペンを書き心地で選ぶように、紙も書き心地で選ぶ。こだわる大人のためのノート、「Premium C.D. NOTEBOOK」。
上記の条件のうち、「ハードカバー」ということ以外はすべて当てはまっています。
このノートの最大の特徴は「書き心地のよさ」。
「シルクのようになめらかな書き心地をお楽しみいただける、本格派ノート」と言っているだけあって、本当にペンがなめらかに走ります。
万年筆でも使用できるとのことです。
また、製本方法には「糸かがり綴じ」を採用しており、フラットに開いて書きやすい仕様になっています。
MDノート(ミドリ)
次は、ミドリが販売する「MDノート」。
上記の条件のうち、「サイズはB5」、「ハードカバー」ということ以外はすべて当てはまっています。
このノートは、MD用紙(ミドリダイアリー用紙)という紙が使用されており、この紙は万年筆から鉛筆まで、さまざまな筆記具で心地よく書けるよう開発されたものです。
書いているときの音がなんとも気持ちいいです。
MDノートも糸かがり製本のため、180度に開きます。
MDノートは、デザインが究極的にシンプルでかっこいいです。
最終的に選んだのは「Premium C.D. NOTEBOOK」
「Premium C.D. NOTEBOOK」か、「MDノート」か迷いましたが、最終的には、より条件に近い「Premium C.D. NOTEBOOK」を選びました。
「Premium C.D. NOTEBOOK」は、使いやすくて満足しています。
何よりも書きやすいです。
サラサラと書ける上質な紙と、180度フラットに開く仕様のおかげで、書くこと自体が楽しくなるような、そんなノートです。
7mm幅というのも、自分にはちょうどよかったように思います。
書くのにも、見返すのにもちょうどよい幅でした。
少し気になるのは、表紙がハードカバーではないので、耐久性はどうかということです。
何度も見返すうちに、表紙がボロボロになるのかなと少し心配しています。
しかし、2年ほど経過したノートも、今のところはきれいな状態を保っています。
そのほかの便利グッズ
読書ノートで使用するノートの選び方について、説明してきました。
ここからは、読書ノートを記録する際に役立つ便利グッズを紹介していきたいと思います。
三菱鉛筆株式会社「ジェットストリーム」
まずは、おすすめのペンを紹介します。
三菱鉛筆株式会社「ジェットストリーム」です。
ジェットストリーム スタンダード | JETSTREAM 単色 | 油性ボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社
世界初の画期的な新開発インクを搭載し、なめらかな書き味を実現したボールペンです。
筆記抵抗が少なく、本当にさらさらと書けます。
これまで使ってきたボールペンで一番ストレスなく書けます。
「Premium C.D. NOTEBOOK」との組み合わせは、最高です。
私は、0.38mmを使っていますが、その他にも0.5 mm、0.7 mm、1.0 mmがあります。
また、2色や3色、多機能ペンなど、様々なシリーズが販売されています。
actto 「ブックスタンド」
次に紹介するのは、ブックスタンドです。
本を片手で持ちながら、文章を書くというのは、やってみると意外と大変な作業です。
本を持たずに開いた状態を保てないかと試行錯誤してみました。
最初は、クリップなどで留めようとしたのですが、結構本が傷むのでやめました。
そして、ネットで見つけたのが、actto 「ブックスタンド」です。
actto 「ブックスタンド」、これが実に使いやすいのです。
前面の左右に2本のページホルダーがついていて、本をしっかり挟み込みます。
各所には、シリコンリングがついているので、すべらないように工夫されています。
また、背面のスタンドによって自立します。
角度傾斜は18段階で調整できるので、自分の読みやすい角度に合わせることができます。


B6判からA4判の大きさまで対応しており、安定して挟めます。
小さな文庫本でも、後ろに別の本を挟み込めば使えるようです。


唯一の気になる点としては、少し場所をとるところです。
持ち運んで使うには不便です。
ブックホルダー 「FlipKlip(フリップクリップ)」
携帯性が優れているのが、ブックホルダー 「FlipKlip(フリップクリップ)」。
長さ13.5cm、幅が2cm、重さは約20gなので、持ち運びに便利。
操作も簡単で、しっかりと挟んで本を開いておくことができます。また、アームの先はソフトビニールキャップでおおわれているので、本を傷めることもありません。
持ち運ぶことが多い人には、こちらがおすすめです。
まとめ
今回は、読書ノートにおすすめのノートを紹介しました。
読書ノートを選ぶポイントは、求める条件をはっきりさせておくということです。
条件としては、以下のようなものがあります。
- 書きやすさ
- 開きやすさ
- 大きさ
- 形式
- ページ数
- 耐久性
条件が決まれば、ある程度候補をしぼることができ、納得できるノートが見つかりやすいと思います。
ぜひ、長く愛用できる、あなたにピッタリな一冊を見つけてほしいと思います。
また、読書ノートを記録するための便利グッズを活用して、楽しく快適に「読書ノート」作りを楽しんでいただければと思います。