こんにちは。
いよいよ夏が近づいてきましたね。
夏には少しずつですがハイキングができると信じて、ギアを買いそろえているところです。
さて、今日は下着などの「ベースレイヤー」についてです。
夏場の登山やハイキングは想像以上に多くの汗をかきます。
ですから、多くの汗をスピーディーに処理して、必要以上に身体の体力を失わないように注意する必要があります。
そこで、私が選んだのはfinetrack(ファイントラック)。
今回はファイントラックを選んだ経緯と、買った商品を紹介します。
- 登山やハイキングで推奨されてきた「3レイヤー」
- finetrack(ファイントラック)が新たに提唱した「5レイヤー」
- finetrack(ファイントラック)を選んだ理由
- finetrack(ファイントラック)で買ったドライレイヤーなど
- まとめ
登山やハイキングで推奨されてきた「3レイヤー」
これまで登山やハイキングでの衣服は「3レイヤー」がずっと推奨されてきました。
「レイヤー」というのは「層」という意味です。
機能の異なる3つの服を重ね着することにより、汗を効率的に処理し、寒さや雨から身を守ろうという発想です。
それによって、肌をドライな状態に保ち、ムダな体力を失わないように工夫されてきました。
「ベースレイヤー:アンダーウェアの一種で、汗を吸い取り、効果的に発散させる
ミッドレイヤー:ベースレイヤーが吸った汗を発散させ、かつ保温性をもたらすウェアで、薄手のフリースや厚みを抑えたインナーダウンもここに含まれる。
アウター(シェル):雨と風を防ぎ、体温を保つ。」参考:「高橋庄太郎, 「トレッキング実践学[改訂版]」, 株式会社枻(えい)出版社, 2018年. p48-49」
私自身も初めは、この「3レイヤー」の考え方にあわせて、服を選んでいたのですが、状況によって、保温性や蒸れ、防水性などに不満を感じることがありました。
特に夏は汗処理が間に合わず、汗が引いたころに冷えを感じる場面もありました。
標高の高いところであれば、夏でも急激な温度低下もあるので、汗冷えは避けたいところです。
「3レイヤー」って本当に正解なのかなあと疑問に感じ始めていたころに見つけたのが、
finetrack(ファイントラック)が提唱する「5レイヤー」という考え方です。
finetrack(ファイントラック)が新たに提唱した「5レイヤー」
登山やハイキング業界でずっと推奨されてきた「3レイヤー」に異議を唱えたのが、ファイントラック。
そして、そのファイントラックが新たに提唱したのが「5レイヤー」という考えです。
「5レイヤリング®は、体を濡らすことなく、ベストなコンディションを保つことを目的に開発されました。いかに外界からの濡れを防ぎ、いかに汗を効果的に排出するか。その答えが、特化した機能をもつ5つのレイヤーなのです。」
最強の5レイヤリングとは | 国産アウトドアブランドのファイントラック
「5レイヤー」は下から次のような層で構成されています。
- ドライレイヤー(L1)
- ベースレイヤー(L2)
- ミッドレイヤー(L3)
- ミッドシェル(L4)
- アウターシェル(L5)
「3レイヤー」で言うところの「ベースレイヤー」と「アウター(シェル)」をそれぞれ2つに分けたというイメージでしょうか。
5枚切ると動きにくくなるというイメージがありますが、生地がしなやかで厚みもそれほどないため、動きやすく着心地も良いそう。
ちなみに、常に5枚のレイヤーを着るということではなく、状況にあわせて5レイヤーから組み合わせていくことになります。
この「5レイヤー」の相乗効果で生まれる3つの機能が、過酷な環境下でも快適なアウトドアライフを可能にします。
その3つの機能というのがこちら。
- 「リンクドライ」汗濡れを解消する
- 「ダブルシェル」雨・雪・風をガード
- 「リンクベント」効率的な温度・湿度調節
詳細については、ファイントラックのHPを見てもらう方が早いと思います。
この中で、注目した機能が「リンクドライ」。
汗はまず、ドライレイヤー(L1)を素早く透過してベースレイヤー(L2)に吸い上げられます。ドライレイヤー(L1)は撥水加工を持っているので、一度透過した汗は肌に戻ることはありません。ですから、肌は乾いた状態を保つことができるのです。そして、ミッドレイヤー(L3)の強力な吸汗蒸散力によって汗は気体へと蒸散されます。
たくさんの汗をかく夏場。
実際にこの「リンクドライ」の機能がどのくらいの有効なのかを確かめてみたかったので、ファイントラックの商品を購入することに決めました。
finetrack(ファイントラック)を選んだ理由
実際に購入したファイントラックの商品を紹介する前に、ファイントラックを選んだ理由を少しお話させてください。
ファイントラックを選んだ理由は、以下の3つです。
理由①:単体ではなく、重ね着したときの服全体の機能性を評価している
アウトドア業界の中で、特に「衣類」は様々なメーカーが参入していて、色んな工夫をし、しのぎを削っている分野だと思います。
「この服にはこんな機能があって、こんな工夫までされています」という話はよく聞くのですが、アンダーウェアからシェルまでを重ね着したときの効果まで総合的に研究しているメーカーって案外少ないように思います。
ファイントラックは服単体での機能はもちろん、重ね着したときの服全体の機能性まできちんと評価しているのです。
理由②:評価した機能性を分かりやすくHP上で紹介している
2つめの理由は、評価した機能性を分かりやすくHP上で紹介しているということです。
すごく研究されていて機能性も申し分ないということはなんとなく分かるのだけど、そのデータがあまり示されていないメーカーって意外と多いですよね。
その点、ファイントラックはどのような試験が行われて、どのようなデータが得られているのかということが細かく掲載されているので、購入するときに不安要素が少なくなり安心して買えます。
理由③:アウトドアのシーン別にレイヤリング着用例を示している
そして、最後の理由が、アウトドアのシーン別にレイヤリング着用例を示しているということです。
どんなに機能性が優れた服でも、どういうシチュエーションで、どのような服と組み合わせればよいか分からないとなかなか買おうという気持ちになれません。
ファイントラックはアウトドアのシーン別にレイヤリング着用例を細かく示してくれています。
自分がよく行くシーンを見れば着用例が示されているので、「こういうレイヤーでいけばいいのか」と想像することができます。
finetrack(ファイントラック)で買ったドライレイヤーなど
それでは、実際にファイントラックで買った商品を紹介します。
今回は「リンクドライ」の機能をメインにとりいれたいということだったので、「ドライレイヤー(L1)」と「ベースレイヤー(L2)」を買いそろえました。
まずは「ドライレイヤー(L1)」から。
△ドライレイヤークールT
△ドライレイヤークールボクサー
△スキンメッシュ®ソックス5本指クルー
ドライレイヤー(L1)はTシャツとボクサーパンツ、靴下を買いました。
ファイントラックは服やズボンだけでなく、靴下にもレイヤリングの考え方を取り入れています。
次に「ベースレイヤー(L2)」。
△ドラウトゼファージップネック
△クロノパンツ
△ラミースピンソックス5本指アンクル
△メリノスピン®ソックス5本指クルー
ベースレイヤー(L2)は、ジップネックの長袖と軽量なパンツ。
そして生地が異なる2種類のソックス。
ソックスについては、本当に「ドライレイヤー(L1)」と「ベースレイヤー(L2)」を組み合わせた方がいいのか。単体使用がいいのか。
また、「ラミースピン」と「メリノスピン」どちらの生地が私にあっているのかなどを検証していきたいと思っています。
まとめ
ファイントラック ドライレイヤーを選んだ理由をお話しました。
ファイントラックの「5レイヤー」という考えは、理論がきちんと構築されているし、細かデータも見せてくれているので、とても説得力がありました。
この「5レイヤー」がアウトドアでどれくらい有効なのかを早く試してみたいです。
それぞれの商品については、また別の記事で紹介できたらと思います。