5時帰宅部

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登山やハイキングにおすすめ!「ナノタオル」というちっさなタオルの機能がすごい

今回は、finetrack(ファイントラック)「ナノタオル」の紹介です。
「ナノタオル」のスペックや良い点、ちょっと気になる点などを説明していきます。

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今使っているタオルの機能は?どのくらいの重さ?

今使っているタオルは、mont-bell(モンベル)の「クイックドライ フェイスタオル」です。

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「滑らかな肌ざわりで吸水性が高く、速乾性にも優れたタオルです。洗濯機で繰り返し洗っても生地の風合いが損なわれることはありません。豊富なサイズ・バリエーションから、用途に合わせてお選びください。

【素材】0.2~0.3デニール・ナイロン20%+ポリエステル・マイクロファイバー80%
【重量】80g
【カラー】ゴールデンオレンジ(GDOG)、サックス(SX)
【サイズ】80×35cm」
モンベル | オンラインショップ | クイックドライ フェイスタオル

 

登山を始めたときは、普通の綿のタオルを使っていました。
綿のタオルは吸水性や肌ざわりはいいのですが、乾きにくいというデメリットがあります。
乾きにくいので繰り返し使うことができず、菌も繁殖しやすい。
登山やハイキングでは行動中ずっと汗を拭き続けなければいけない場面があるので、それにあったものをと思って買ったのが、「クイックドライ フェイスタオル」。

 

「クイックドライ フェイスタオル」は、確かに速乾性・吸水力は高いのですが、もう少し軽量でコンパクトなタオルはないものかと思い探し始めました。
そして見つけたのが、finetrack(ファイントラック)の「ナノタオル」。

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finetrack(ファイントラック)「ナノタオル」のスペック

「髪の毛よりも細い世界最先端のナノ繊維の力で、水に濡らして拭くだけで気になるニオイやベタつきを元から除去。お風呂のない山上のテン場や、汗をたくさんかいた運動後に使用することで身体をスッキリすることができ、気分をリフレッシュできます。

もちろん普通に汗を拭くこともでき、乾きも速いタオルです。また、クーリング性能にも優れ、水で濡らして首に巻けば、炎天下でもひんやりしたクール感が得られます。

■身体を洗う時にも便利なサイズ(85cm×38cm)
■気になるニオイ・ベタつきをスッキリ!
■乾きが速い
■優れたクーリング性
■超軽量コンパクト
■収納袋にカラビナリング付き
■汗を拭くときは青い面を使用
■汚れをふき取るときは白い面を使用

重量       40g
素材       本体:ポリエステル100%、袋:ナイロン100%
原産国   日本
注釈       サイズ:85cm×38cm (収納時:6cm×9cm)」
ナノタオル商品詳細 | アウトドアブランド ファイントラック

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「ナノタオル」の詳しい説明はこちらをご確認ください。
ナノタオル®/ナノハンカチ | 国産アウトドアブランドのファイントラック

 

「ナノタオル」の大きな特徴は4つあります。
①軽量コンパクト
②水で濡らして拭くだけでキレイになる
③速乾性が高い
④クーリング性能が高い

 

①軽量コンパクト

1つ目の特徴は軽量コンパクト。
メーカーの公式値は40g。実際に測ってみると39gでした。
付属のスタッフバックに入れると、収納時は6cm×9cm(公式値)に収まります。
この軽量さとコンパクトさは、ULハイカーにはうれしいですね。
左から500mLペットボトル、綿フェイスタオル、クイックドライ フェイスタオル、ナノタオルです。

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広げるとだいたい同じ大きさです。

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②水で濡らして拭くだけでキレイになる

「ナノタオル」の最大の特徴は、「水で濡らして拭くだけでキレイになる」ことではないでしょうか。

 

「ナノタオル」が開発された背景は、お風呂のないフィールドでさっぱりしたいということだそうです。
アウトドアではお風呂やシャワーが使えない場面が多く、お風呂やシャワーがあってもせっけんが使えないことがほとんどですよね。
普通のタオルで拭くだけでは、皮脂や角質が落としきれないため、水だけでも十分に汚れが落とせるタオルを開発しようというのが始まりだったそうです。

 

「ナノタオル」には、帝人のナノフロントと呼ばれるナノ繊が使用されています。
この繊維は、髪の毛の1/7500の細さで、皮膚の溝の奥の皮脂汚れまでふき取ることができます。
一般的なマイクロファイバー繊維も綿に比べれば、細かい汚れが取れるのですが、このナノフロントはすごい。
ふき取り前の皮脂が100%だとすると、ふき取った後は5.88%まで減らすことができます。
これはもうお風呂入ったようなもんですな(言いすぎ?)。

 

③速乾性が高い

速乾性があるとしか書いていなかったので、これは実験してみましょう。
実験に使うのは、下の2種類。いずれも大きさはほぼ同じです。

 

A:ナノタオル
B:綿のフェイスタオル

 

この2種類のタオルを洗濯・脱水し、任意の時間で重さを量って、どれくらい乾いているのかを確認していきます。

 

【洗濯・脱水後】

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【乾燥後】

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洗濯・脱水直後の水分量を100%とし、その後どのように水分量が減っていったかを示したグラフです。
保水力や脱水しやすさなどは考慮していないので一概には言えませんが、「ナノタオル」の乾燥スピードはかなり速いことが分かります。

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④クーリング性能が高い

最後は、クーリング性能が高いこと。
これは詳しいメカニズムは書いてなかったんですが、速乾性が高いことから水が気化するときに奪っていく熱量が多いということなんだろうと思います。

 

「ナノタオル」と「ナノハンカチ」どっちがいい?

「ナノタオル」は、その他のラインナップに「ナノハンカチ」があります。
どちらも同じ素材が使用されているのですが、大きさが異なります。
大きさは次の通りです。

 

ナノタオル :85cm×38cm(収納時:6cm×9cm)
ナノハンカチ:32cm×38cm(収納時:4.5cm×6cm)

 

手だけでなく身体をふいたりもしたいので、「ナノタオル」の方が良さそうです。
より軽量化を図りたい方は「ナノハンカチ」を選ぶのが良いかと思います。

 

finetrack(ファイントラック)「ナノタオル」を実際に使ってみる

「ナノタオル」を持参して、家の周りを散歩してみます(※)。
※「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」(05/04)では、「屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必要なものについては外出の自粛要請の対象外とする。」とあったので、感染に十分注意しながら散歩しました。

 

コンパクトなので、ジョギング中に使うミニミニなウエストバックにも収まります。
普通のタオルではこうはいかないですね。

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汗をかいたので、水で濡らして首回りを拭いてみます。

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後で詳しく書きますが、「ナノタオル」には両面が違う素材でできています。
ナノフロン面を触ってみると、普通のタオルとかなり違っていて、肌に吸い付く感覚があります。
このナノフロン面で顔回りを拭くと、なんだかさっぱりした気分。
機能を知っているからかもしれませんね。

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ついでに、水に塗らした状態で首元に巻いてみます。
この日は気温が高かったのですが、ひんやりして気持ちいい。
クーリング性能もあるし、日焼け防止にも良さそうです。

 

帰りに、タオルをぶら下げて帰ったのですが、20分ほどたったらもう乾いていました。
速乾性はたしかに高い。

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finetrack(ファイントラック)「ナノタオル」のグッドな点

「ナノタオル」のグッドな点を挙げてみましょう。
グッドな点は、スペックの項でお話したので、ここでは省略します。
たしかに、下の4つは確認することができました。

 

①軽量コンパクト
②水で濡らして拭くだけでキレイになる
③速乾性が高い
④クーリング性能が高い

 

finetrack(ファイントラック)「ナノタオル」のちょっと気になる点

ここまで良いことばかりお話したので、「ナノタオル」のちょっと気になる点を挙げていきます。

 

肌のこすりすぎに注意

「ナノタオル」は角質除去能力が高いので、肌のこすりすぎに注意とファイントラックさんがおっしゃっています。
たしかに何度も同じ個所をこすると、お肌のトラブルが起こるかもしれませんね。
ですが、安心してください。
「ナノタオル」は片面がナノフロント、もう片面がポリエステルとなっています。
ポリエステルはソフトなふき取りができるので、普段汗を拭くときはポリエステル面、歩き終わって身体全体を拭くときはナノフロント面と使い分けるのがいいと思います。
どちらの面かを確認して、肌のこすりすぎに注意しましょう。

 

ウルトラライトなタオルの他の候補

「ナノタオル」以外にもウルトラライトなタオルがあるのか調べてみました。
ここでは、2つのタオルを紹介します。

 

SEA TO SUMMIT(シィートゥーサミット)/エアライトタオル

 

「ポケットタオルより40%も軽い最軽量タオルシリーズ。マイクロファイバー製で自重の3倍の重さの水を吸収します。生地が軽いので表面積を大きくとれ、シリーズで最も速乾性の高いタオルとなりました。使用後はバックパックにかけておくだけですぐに乾きます。生地の端をレーザーカットすることで縫製を省略し、タマゴ大のサイズに収納できます。スタッフサックは無くさないようにボタンでタオルと一緒にしておくことができ、タオルを使う時は取り外すことができます。タオルのカラーと同じなのですぐに見分けることができます。

Mサイズ:27g、36×84cm」
エアライトタオル(S ¥1100 オレンジ): シートゥサミット | ロストアローオンラインストア

 

mont-bell(モンベル)/マイクロタオルフェイス

 

「薄手で軽量・コンパクトながら、抜群の吸水拡散性を持つマイクロファイバーを使用した高機能タオルです。水で濡らして首に巻くだけで、クーリング効果を発揮します。携行時は丸めてテープで留めることでコンパクトに収納できます。

仕様
【素材】 0.08デニールマイクロファイバー(ポリエステル50%+ナイロン50%)
【重量】29g
【カラー】ブルー(BL)、ペールイエロー(PLYL)
【サイズ】35×80cm
【収納サイズ】3.5×3.5×10cm」
モンベル | オンラインショップ | マイクロタオル フェイス

 

 

シィートゥーサミットとモンベルのタオルは、「ナノタオル」とほぼ同じ大きさなのですが、30gを切っています。
かなり軽量ですね。
軽さ重視な人はこの2つのどちらかを選ぶのがいいかもしれません。

 

まとめ

今回のタオルの購入で、どれくらい軽量化ができたでしょうか。
今まで使っていたmont-bell(モンベル)の「クイックドライ フェイスタオル」の重さが「80g」。
「ナノタオル」の重さが「40g」。

 

「80g」-「40g」=「40g」

 

ということで、「40g」の軽量化に成功しました。
ただ、現在は2枚(160g)持っていくことが多かったので、もし「ナノタオル」1枚に抑えることができたら「120g」の軽量化になります。

 

それにしても、水に濡らして拭くだけでほとんどの汚れがとれるってすごいなあ。
科学の進歩に驚かれたアイテムでした。