5時帰宅部

”自由に””身軽に”生きる。

石垣島旅行記① 野底岳(ヌスクマーペー)登山で絶景にあった!川平湾のグラスボートで海中をのぞく

とうとうやって来ることができました。
あこがれの石垣島へ。
昔からなぜか南国の島にあこがれがあって、石垣島は行きたい島のひとつでした。

 

 

日本でも南の端の方に位置している石垣島はどんなところなのか。
今回は、石垣島の山を歩いて、自然を存分に感じてみることにしました。

 

 

石垣空港

実は、石垣島沖縄本島から400kmも離れています。
400kmというと、東京-大阪間の距離と同じくらいです。
こんなに離れているとは意外です。

 

関西空港からLCCPeachに乗って、石垣島を目指します。
このときは、2月のオフシーズンだったのですが、3連休だったので、値段は少し高め。
オフシーズンの平日とかだと、東京-石垣で1万円を切るようなチケットもあります。
本当に手軽に旅行できる時代になったなあと思います。
ただ、サラリーマンは自由に休みがとれないから、結局混雑時の高いチケットで行かなきゃいけないのが悲しい。

 

関空から3時間もたたないうちに、あっという間に石垣島へ。

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空港に降り立って、すぐに思ったのが「暑い」。
大阪では4℃だったので着込んでいたのですが、石垣島は22℃。
すぐに服を脱ぎます。

 

「新垣食堂」の牛汁そば

ちょうどお昼ぐらいの時間になったので、昼ごはんを食べることにします。
やってきたのは、石垣島北部の伊原間にある「新垣食堂」。

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もう30年以上もやっている老舗です。
中はいっぱいで、しばらく外のベンチでぼーっと待ちます。
本来なら2月に外で待たされるのはつらいですが、石垣の風は心地よくて全然苦になりません。

 

中に通されて頼んだのが「牛汁そば」。

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この牛汁そばは、2015年に開催された「第1回八重山そば選手権」で「オリジナルそば汁部門」で優勝したものだそうです。
大きく切られた牛肉や野菜がごろごろ入っていて、スープもしっかりと牛肉のダシがでています。
素朴な味だけど、身体に染み入る感じでとても美味しい。

 

新垣食堂の近くにあるバス停。
バス停に南国感を感じたのは初めてです。

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新垣食堂の前の通りはこんな感じです。
気持ちのいい道が続いています。

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馬が放牧されています。

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石垣島を走っていると、馬や牛が放牧されて自由に歩き回っている光景をよく見ます。
人も動物も自由でゆったりした時間を過ごしている印象です。

 

地元の人は半袖で過ごしている人も多くいました。
ドライブしていると、畑仕事をしているおばあちゃんに、半袖をきた女の子が駆け寄っていくところが見えました。
真冬に半袖で過ごせる暖かさと、その平和的な光景があいまって、思わず「天国やな。」と口にしてしまいます。

 

野底岳(ヌスクマーペー)登山

初日は「野底岳(ヌスクマーペー)」を登ることにしました。
あのとがった山が野底岳です。

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野底岳は、地元では「ヌスクマーペー」と呼ばれていて、ヌスクは野底の方言で、マーペーは女性の名前だそうです。
標高は282mとそれほど高い山ではありませんが、頂上では360°見渡すことができます。

 

野底岳(ヌスクマーペー)登山の概要

<とき>2019年02月09日
<天気>晴れ
<距離>2.3km
<行程>
 12:20 野底岳(ヌスクマーペー)登山口
 13:20 野底岳(ヌスクマーペー)頂上
 14:30 野底岳(ヌスクマーペー)登山口

 

コースはこちらを参照しました。
http://www.nijinet.or.jp/Portals/0/pdf/yama100/sheet/099.pdf

 

新・分県登山ガイド[改訂版]46 沖縄県の山

新・分県登山ガイド[改訂版]46 沖縄県の山

 

 

野底岳(ヌスクマーペー)登山の詳細

12:20 野底岳(ヌスクマーペー)登山口
ここが登山口です。

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登山口から頂上までは1時間ほどで登れます。

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静かな森です。
誰ともすれ違いません。

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小さな沢を超えていきます。

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森の中はそれほど高い木もなくので、比較的明るいです。
登山道は一応整備されていますが、歩きやすい道ではありません。

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しだいに、泥っぽくなってきます。

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もし登る場合は、汚れてもいい恰好で来ることをおすすめします。

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頂上まであと少し。

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白い綿っぽいものをみつけました。
何かの植物の種とかでしょうか?

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頂上が見えてきたと思ったら、足元にこいつが。

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南国の生き物はでかくてカラフルです。

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13:20 野底岳(ヌスクマーペー)頂上
頂上につきました。

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本当に360°見渡せて、すごい景色です。

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なぜ、この山には、マーペーという女性の名前がついたのか。
それは、この山にまつわる悲しい伝説が元になっています。

 

「1732年、琉球王府のころ、黒島から石垣島野底へ村人が強制的に移住させられた。娘マーペーは黒島に残してきた恋人を思い、せめて恋人の住む黒島を見たいと険しい野底岳にやっとの思いで登ったが、目の前には於茂登岳が立ちはだかり、島影は見えなかった。マーペーは声をあげて泣き、村人が探し出した時には祈るような姿で石と化していたという。」
林 秀美ら, 『新・分県登山ガイド[改定版] 46 沖縄県の山』, 株式会社山と溪谷社, 2010年, p.67

 

悲しすぎる…悲しすぎるやろ。マーペー。
詳しい話はこのサイトがいいかもしれません。
野底マーペー

 

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マーペーの話はどこまで本当かは分からないのですが、1700年代に琉球王府によって強制移住されられた人々がいたのは事実のようです。
その政策のために、離れ離れになってしまった人たちもたくさんいたのかもしれませんね。

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この写真の左側に於茂登岳があって、その於茂登岳が黒島の姿をさえぎっています。

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頂上にはこのような岩がごろごろあります。
これがマーペーかなあと考えながら下山します。

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14:30 野底岳(ヌスクマーペー)登山口
登山口に戻ってきました。

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吹通川マングローブ群落

時間があったので、石垣島でも指折りの観光スポット「川平湾」へ行くことにしました。
車を運転していると、なんだかすごくきれいな風景が見えてきました。

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ちょっと、車をとめて散策してみることにします。
ここは「吹通川マングローブ群落」という場所で、歩いて散策できるようになっていました。

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浅瀬を渡っていく人たち。
この時間は、水量が少なくて流れもゆるやかでした。

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橋があります。
あの下をくぐっていけるのかな。

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とってもきれいな河口にでました。

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おや?
これはどこかで見たな。

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記憶をたどっていくと、奄美大島で見つけたものをそっくりです。

www.gojikitakubu.com

 

これは、ヒルギの花の一部だったような…。
マングローブは熱帯や亜熱帯の汽水域に生育する植物の総称です。
マングローブには、メヒルギやオヒルギなどの植物で構成されています。

 

しばらくぶらぶら歩いて、次は川平湾へ。

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川平湾でグラスボート

石垣島」で検索すると、よく川平湾の写真が出てきます。
一度訪れてみたかった場所です。

 

とりあえず、グラスボートのチケットを買って、浜辺へ向かいます。

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海の色すごいです。透き通るようなエメラルドグリーン。天気は悪いけど。

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グラスボートがいくつ並んでいて、自分の舟に乗り込みます。

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中はこんな感じです。
ボートの底がガラスになっていて、海中をのぞきこめるようになっています。

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出発します。
天気がわりぃです。もう少し晴れてくれたら最高なのですが。

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でも、海の中をのぞくと色んな生物を見ることができました。
サンゴや魚。

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そして、ウミガメも。 

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グラスボートに乗った後は、川平湾を散策です。

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こんな色の海みたことないです。

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なんだか本当に天国にきた気分です。

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翌日は、沖縄県最高峰の「於茂登岳(おもとだけ)」に登ります。

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