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ロングトレイルに最適なシューズは?[前編] まずは求める条件を書き出してみる

最近はロングトレイルに興味があります。

 

ロングトレイルとは、「歩く旅」を楽しむために造られた道のことです。登頂を目的とする登山とは異なり、登山道やハイキング道、自然散策路、里山のあぜ道、ときには車道などを歩きながら、その地域の自然や歴史、文化に触れることができるのがロングトレイルです。」
特定非営利活動法人 日本ロングトレイル協会 - Japan Long Trail Association

 

これまでに、「六甲山縦走路」や「山陰海岸ジオパークトレイル」などのロングトレイルを歩きました。
また、最近では「島×ロングトレイル」というテーマを掲げて、全国各地の島のトレイルを歩いています。

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はじめは登山靴で歩いていたのですが、ロングトレイルを歩くうちに登山靴ははたして最適なのだろうか?という疑問が生じてきました。
今回は、ロングトレイルに最適なシューズはどんなものかを考察し、最終的に選んだシューズを紹介していきたいと思います。

 

 

これまでの変遷 過去のシューズたち

まずは、過去に履いてきたシューズを紹介していきます。
過去に履いてきたシューズを振り返れば、今欲しいシューズの条件がより明確になると思います。
過去に履いてきたシューズに関しては、こちらの記事にまとめています。

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ロングトレイルと登山のシューズに求める条件の違い

ロングトレイルと登山は似ているのですが、異なる点がいくつもあります。
よって、ロングトレイルと登山では、シューズに求める条件に違いがあります。

 

・登山は登頂を目指すのに対して、ロングトレイルは長い距離を移動することに重きを置いています。登山が垂直方向であるのに対して、ロングトレイルは水平方向の活動と言えるかもしれません。ロングトレイルにおいては、岩場を登るようなスペックをもつシューズはあまり必要ないと考えます。

 

・登山では登山道を歩くことがほとんどですが、ロングトレイルは色々な道をつなげて歩きます。登山道やハイキング道、自然散策路、里山のあぜ道、車道など、様々な道に対応しなければいけません。自然道で滑らないグリップ力を持ちながら、車道も軽快に歩けるソールのしなやかさも必要です。

 

ロングトレイルは長い距離を歩くので、荷物をなるべく軽くして軽快に歩ける状態にしておくことが重要です。それは足元も同様で、軽くて足さばきの良いシューズが必要です。

 

ロングトレイルのシューズに求める条件

上記のことを踏まえて、ロングトレイルのシューズに求める条件をまとめてみます。
条件は、以下の7つです。

 

  • 履きやすい
  • ローカット
  • ソールがやわらかい
  • 軽い
  • 通気性が高い
  • 防水性が高い
  • デザイン性が高い

 

1つずつ解説していきます。

 

履きやすい

履きやすいこと。
これは大前提だと思います。
どんなに機能性やデザイン性が高くても、自分の足の形に合っていないシューズは選ばないようにします。
試し履きしたときに、少しでも違和感のあるものは候補から外します。
試し履きのときにさほど気にならなくても、長時間歩いていると靴擦れなどのトラブルが発生するからです。

 

では「履きやすい」シューズとはどのような基準で選べばよいでしょうか。
私は、いつも次のような基準で履きやすいシューズを選んでいます。

 

①足の大きさ(足長、足幅)を測定してもらう
お店に行ったら、まずは自分の足の大きさを測ってもらいます。
自分の足の大きさを知っているつもりでも、実際に測ってみると、思っていた数値と違うことがあります。

 

②自分の足に合いそうなサイズのシューズを選ぶ
足の大きさを測定したら、お店の人と相談して自分の足に合いそうなサイズのものを出してもらいます。
私の場合は、足のサイズより5mm~1cmほど大きいものを出してもらうようにしています。
(大きすぎると逆に靴擦れの原因となるので注意が必要です)
ハイキング用の靴下は少しボリュームのあるものが多く、歩いているとむくんでくることがあるからです。
実際にハイキング用の靴下を持参するのがベストです。

 

③シューズを履いて、足があたる箇所がないかを確認する
まずは足を入れて、かかとの位置をピッタリ合わせます。
紐をしばり、足があたる箇所がないかを確認します。
確認箇所は主に3点です。

 

甲があたっていないか。
足の幅があっているか(親指、小指の付け根があたっていないか)。
つま先はある程度自由に動かせるか(指を曲げられるか)。

 

④実際に歩いて、シューズの中で足がずれないか確認する
足があたる箇所がなく、違和感がなければ、実際に歩いてみます。
実際に歩いてみることはすごく重要です。
歩行中、靴の中で足がずれないか、特にかかとが浮かないかを確認します。
もし、シューズが大きければ、歩くたびにかかとが浮く感覚があります。

 

ローカット

ロングトレイルは長い距離を歩くので、荷物をなるべく軽くして軽快に歩ける状態にしておくことが重要です。
足元も同様で、軽くて足さばきの良いシューズが必要です。
また、車道を歩く場面も多いので、足首は自由に動かせるものがいいです。
よって、その条件を満たすローカットシューズとします。

 

ソールがやわらかい

未舗装の岩場が多いトレイルでは、ソールが固い方が、安定するし疲れにくいと言われています。
一方、車道を一定以上のスピードで歩くときは、足を蹴りだす動作が必要となります。
その場合は、ソールがある程度やわらかく曲がるものでなければいけません。
ロングトレイルでは登山に比べて、岩場は少なく、車道などの舗装路の割合が多いので、ソールの柔らかめのものを選びます。
目安としては、手に持って少し力を入れたとき、ソールが曲がるものを選びことにします。

 

軽い

軽快に歩くという意味で、やはり重さは重要な要素となります。
現在も時々登山で用いているLOWA(ローバー)「タホープロ GT WXL」は、片足約850g。

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もともと軽快に歩くためのものではなく、重装備でも安定して歩けるために作られたものなので納得の重さです。
その後に、MERRELL(メレル)モアブ「MOAB 2 GORE-TEX® WIDE WIDTH」を購入したのですが、この重さが約420g。
かなり足さばきが軽くなったのを覚えています。
今回は、ロングトレイルで軽快に歩けるものを選ぶということなので、400g以下のものを選んでいこうと思います。

 

通気性が高い

ロングトレイルにおいて、蒸れは大敵です。
足が蒸れると、それだけで不快に感じますし、皮膚が柔らかくなって靴擦れの原因ともなってしまいます。
通気性の優れたモデルが条件のひとつです。

 

防水性が高い

防水性の必要性は、ハイカーによって意見が分かれるところです。
私は防水性が必要と感じます。
トレイル上には、小さな沢やぬかるんだところが意外とたくさんあります。
また、朝露で濡れた下草が茂った場所を歩いただけでも、結構足元は濡れます。
シューズは濡れると重くなるし、一旦濡れるとなかなか乾きません。
よって、防水性の高いシューズを選ぶこととします。

 

デザイン性が高い

最後にデザイン性。
やはり、同じスペックを持ったシューズであればかっこいいものを選びたいです。
できれば、色んなウエアに合わせやすい黒色のものがよいです。

 

続きは次回の記事で

今回は、ロングトレイルに最適なシューズの条件を書き出してみました。
次回は、候補となったシューズと履いた時の感想を紹介したいと思います。
最終的のどのシューズを選んだのか参考になればと思います。

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