ウルトラライトハイキングを実践するために、1つずつアイテムを見直しています。
大きくて重いアイテムから見直しているのですが、今回は気分転換に小さなアイテムを見直してみることにしました。
見直すのは「財布」。
財布は小さくてそれほど重さもないので、案外見落としがちなアイテムではないでしょうか。
たかが財布。されど財布。
「1gを笑うものは、1gに泣く」という言葉を胸に、どの財布が最適か検討していきたいと思います。
- 今使っている財布は、どのくらいの重さ?
- 財布に求める条件
- SAYAMA works(サヤマワークス)の「ミニマリストウォレット」
- SAYAMA works(サヤマワークス)「ミニマリストウォレット」のスペック
- SAYAMA works(サヤマワークス)「ミニマリストウォレット」のいまいちな点
- ウルトラライト財布の候補
- まとめ
今使っている財布は、どのくらいの重さ?
とりあえず、今ハイキングにもっていっている財布がどのくらいの重さがあるのか量ってみました。
名もなき革の財布なのですが、中身を抜いた状態だと「78g」。
ちなみに中身がある状態だと、「209g」。
案外重いですね。
財布の見直しでどれくらい軽量化できるでしょうか。
財布に求める条件
財布を選ぶときに、下記の項目を条件としました。
△30g以下
△紙幣、硬貨、カードが入るポケットがある
△2つ折り
30g以下
特に30gという数字に意味はありません。
多くのガレージブランドがウルトラライトな財布を出していますが、いずれも30gを下回る重さのものばかりです。
一方で大手アウトドアブランドでは、「軽量」と謳っていても、50g以上あるものも多くあります(その分、機能は充実していますが)。
ウルトラライトな財布を入手するために「30g以下」というのをひとつの基準とします。
紙幣、硬貨、カードが入るポケットがある
私が財布に最低限入れるものは「紙幣」、「硬貨」、「カード」です。
ですので、この3つが入るスペースがあるものがいいです。
そして、この3つがそれぞれ別のスペースに収納できる財布であれば、出し入れがスムーズに行えます。
「紙幣、硬貨、カードが入るポケットがある」を条件とします。
2つ折り
財布の形には「長財布」、「2つ折りサイフ」、「3つ折り財布」などがあると思います。
この中では「2つ折りサイフ」が自分としては一番使いやすい形です。
「2つ折りサイフ」を条件とします。
SAYAMA works(サヤマワークス)の「ミニマリストウォレット」
上の3つの条件をもとに選んだのが、SAYAMA works(サヤマワークス)の「ミニマリストウォレット」。
SAYAMA works(サヤマワークス)とは?
SAYAMA works(サヤマワークス)は、「人を助ける山道具」を理念に、トレイル&ハイクGearを製作・販売しているメーカーです。
SAYAMA works®
Tシャツやティッシュケース、財布などを製作し販売しています。
2020年初夏には、新作バックパックも販売されるとのこと。
ミニマリストウォレットとは?
そんなSAYAMA works(サヤマワークス)の商品の中でもメジャーなのが、「ミニマリストウォレット」です。
私が選んだのは、「ミニマリストウォレット ブラックヘザー 岡田選手モデル」。
SAYAMA works(サヤマワークス)は、TJAR(トランスジャパンアルプスレース)というレースに使用できるということを意識してモノづくりを行っています。
TJAR(トランスジャパンアルプスレース)とは、日本海の富山湾から太平洋の駿河湾までのおよそ415Kmを自身の足のみで8日間以内に踏破するという非常に過酷なレースです。
基本的に食料や水などの補給できるもの以外は、自身のザックで背負う必要があるため、装備は軽量さが求められます。
そして、この財布はTJAR2018にて実際に使用され、高い評価を得ています。
SAYAMA works(サヤマワークス)「ミニマリストウォレット」のスペック
それでは、実際に「ミニマリストウォレット ブラックヘザー 岡田選手モデル」のスペックをみていきましょう。
基本スペック
- 素材:本体外側X-PAC LS7(ライトスキン) ブラックヘザー/本体内側Fibermax64 ブラック
- 大きさ:縦10㎝×横19.5㎝
- 本体重量:約10g
その他の特徴
△軽量・防水・撥水・耐久性に優れている。
X-PACの生地を使用しているため、防水性は高いです。


ただ、軽量化を優先させるためシーム処理を施していないので、完全な防水ではありません。
お札を入れている場合は、防水対策が必要になってくるでしょう。
△紙幣入れ、カード入れ(3枚〜6枚)、コインケースとしての機能を備えている
紙幣入れ、カード入れ(3枚〜6枚)、コインケースが別々のスペースに収納でき、いずれも十分なスペースがあります。
△ブランドタグにキーカラビナ等を通せる
ブランドタグにキーカラビナ等を通せます。
紙幣入れのところに日本の国旗マークのタグがあるのですが、ここにもキーホルダーなどを通せそうです。
SAYAMA works(サヤマワークス)「ミニマリストウォレット」のいまいちな点
ミニマリストウォレットのいまいちな点をさがしてみたのですが、今のところ見当たりません。
欲しい機能はそろっているし、デザインもかっこいいと思います。
ウルトラライト財布の候補
上記の3つの条件を満たした財布は、「ミニマリストウォレット」以外にもあったので、紹介しておきます。
and wander(アンドワンダー)/hybrid cuben fiber wallet
hybrid cuben fiber wallet | goods | and wander ONLINE STORE
- 素材:50デニールのポリエステル生地とキューベンファイバーを張り合わせた、ハイブリッドキューベンファイバー
- 大きさ:縦10㎝×横24㎝
- 本体重量:約20g
- その他の特徴:防水性のファスナーを使用しており、防水性が高い。/カードケースはとりはずし可能。
if you have(イフユーハブ)/Wallet 2 Custom LS21 Black Heather
Wallet 2 Custom LS21 Black Heather | ifyouhave...
- 素材:LS21(Black Heather
- 大きさ:W87×H96mm(二つ折り時)
- 本体重量:16g
- その他の特徴:キーリング付き/オプションでボールペン付き
まとめ
ミニマリストウォレットの購入で、どれくらい軽量化ができたでしょうか。
今まで使っていた財布の重さが「78g」。
ミニマリストウォレットの重さが「8g」。


「78g」-「8g」=「70g」
ということで、「70g」の軽量化に成功しました。
数値的には小さいですが、ウルトラライトハイキングの実践のためには、このような細かなアイテムの見直しも欠かせません。
財布本体の重さも重要ですが、財布の中身の重さもバカにできません。
現金やカードについても、必要最低限のものだけ持ち歩くようにしようと思います。
特に硬貨は重いので、現金はなるべく使用せず、カードや電子マネーを使用すれば、より軽量化が図れそうです。