5時帰宅部

”自由に””身軽に”生きる。

おすすめのノンフィクション本を紹介|おもしろい実話はこれだ!

面白いおすすめのノンフィクション本を紹介

 

ノンフィクションを読んでみたいけど、どんな本を選べばよいか迷うことありますよね。

 

私は本が好きでよく読むのですが、中でもノンフィクションが好きです。
真実に基づいた話というのは、それだけで迫力があって、面白味があるからです。
そして、主役が困難を乗り越えていく様子を見て、勇気を与えられます。

 

この記事では、これまで私が読んだノンフィクション本の中から、おすすめのものを紹介していきたいと思います。

 

 

「失われた名前 サルともに生きた少女の真実の物語」

 

ある日、5歳の少女が誘拐され、ジャングルに置き去りにされるというところから話は始まります。
少女の名はマリーナ。 マリーナはジャングルを彷徨っているうちにサルの群れと出会い、そこから彼らとの数年にも及ぶ共同生活が始まります。
あることをきっかけに人間社会へと戻ることとなるのですが、実はそこからが彼女にとっての苦難の日々となるのです。
何が起こっても純粋な気持ちを失わないマリーナの姿に心が打たれます。
そして、家族とは何かを考えさせられる一冊です。 

失われた名前 サルとともに生きた少女の真実の物語

失われた名前 サルとともに生きた少女の真実の物語

 

 

「生きるための選択 少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った」

 

 「近くて遠い国」と言われる北朝鮮
その言葉通り、近くにある国なのに、私たちは北朝鮮についてあまりにも多くのことを知りません。
この本は、その北朝鮮の内情をまざまざと教えてくれます。
パク・ヨンミはわずか13歳で脱北を決意し、命がけで中国に渡ります。
しかし、これで話は終わりません。
渡った中国で彼女は「奴隷花嫁」として、非人道的な扱いを受けるのです。
パク・ヨンミがどのようにして自由を獲得していくのか。
その姿に必ず勇気がもらえるはずです。 

生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った

生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った

 

  

「理系の子」

 

インテル国際科学フェア(ISEF)と呼ばれる大会があるのをご存知でしょうか。
この大会はいわば科学のオリンピックで、出場者は世界から集まった高校生たちです。
科学の自由研究をもちよって、その研究成果の内容を競います。
この本で紹介されているのは、研究内容だけではありません。
高校生たちのISEFに出場するに至った経緯や、普段の暮らしまで詳しく書かれているので、一緒に大会を目指している気持ちになれます。
読み終わった後は、青春映画を観終わったようなさわやかな気分になれます。

理系の子 高校生科学オリンピックの青春 (文春文庫 S 15-1)

理系の子 高校生科学オリンピックの青春 (文春文庫 S 15-1)

 

 

「アレックスと私」

 

 ペパーバーグ博士は鳥と人間のコミュニケーションを研究するために、ヨウムを飼い始めます。
名前はアレックス。
博士はアレックスに様々な言葉を教え、次第に会話を交わせるようになります。
クルミほどの大きさしかない脳のヨウムは、人々が思っているよりもはるかに高い知能をもつことが明らかになっていきます。
アレックスが最期に博士にかけた「イイコデネ。アイ・ラブ・ユー」という言葉に胸が締め付けられます。

アレックスと私

アレックスと私

 

 

「空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」

 

「ああ日常がつまらないな。なんかドキドキしたい。でもお金も時間もないしなあ」と思うことありませんか。
そんなときは、この本がおすすめ。
この本はツアンポー峡谷に挑んだ、ある冒険家の記録です。
著者の角幡氏は、チベット南部にある世界で最も深い峡谷・ツアンポー峡谷に挑むことを決意します。
この溪谷はその険しさから、まだ誰も踏み入れたことのない「空白の五マイル」がありました。
角幡氏は、この「空白の五マイル」の全貌を明らかにするために単独でツアンポー峡谷に挑みます。
その道中はハラハラドキドキの連続で、日常に刺激が足りない人におすすめです。

  

ある奴隷少女に起こった出来事

 

これは衝撃の実話です。
ハリエットは幸せな幼少期を送っていましたが、女主人が亡くなったため、ある医師の奴隷となります。その奴隷生活は壮絶で、苦しんだ彼女はとうとうある策略を思いつくこととなります。
この本のすごいところはこれだけではないのです。
実はこの本、当時匿名で出版されたため、白人の知識人が書いたフィクションとみなされ、長く歴史に埋まっていたのです。
しかし、近年の調査で、著者は物語の奴隷少女自身であることが分かり、注目を集めることになります。
人間の道徳性が問われる一冊です。

ある奴隷少女に起こった出来事 (新潮文庫)

ある奴隷少女に起こった出来事 (新潮文庫)

 

 

「将棋の子」

 

みなさんも一度や二度は挫折したことがあるでしょう。
これは、将棋の世界で大きな挫折を経験した人々の話です。
将棋の世界には「奨励会」と呼ばれる組織があります。
この組織はいわばプロ棋士になるための登竜門で、ある年齢になったときに一定のレベルに達していない場合は、そこを去らなければいけません。
青春をすべて将棋に捧げた若者が、奨励会を去るところがリアルに書かれています。
大きな挫折にどう向き合い、そこからどのように立ち上がればよいか。
その課題を目の前に突きつけられる本です。

将棋の子 (講談社文庫)

将棋の子 (講談社文庫)

 

 

ウサイン・ボルト自伝」

 

みなさんご存知のウサイン・ボルト
彼が生み出してきた数々の伝説について、ボルト自身がその裏側を語ります。
実際に見ていたレースについて、そのときボルトがどう感じていたかが細かく書かれています。
彗星のごとく現れて、瞬く間にスター選手になったイメージのあるボルトですが、実は様々な病気や苦悩と闘っていたことが分かります。
大舞台で確実に結果を出すというとてつもないプレッシャーだと思います。
一流選手がいかにして自身のマインドをコントロールしているのか。
その方法も垣間見ることができます。

 

「洞窟おじさん」

 

 両親からの虐待から逃れるため13歳の少年は家出を決意します。
そして、愛犬シロを連れ人里離れた洞窟で暮らしはじめます。
様々な動物を狩りながら、43年にもわたるサバイバル生活を送った男性の自伝です。
洞窟生活で心の支えとなったシロのことや、社会復帰に手を貸してくれた人々のことについても多く書かれています。
どうにもならないとき、必ず助けてくれる存在がある。
そんな単純なことを思い出させてくれる本です。

洞窟オジさん (小学館文庫)

洞窟オジさん (小学館文庫)

 

 

まとめ

 

おすすめのノンフィクションを紹介しましたが、気になった本はあったでしょうか。
ノンフィクションと一言で言っても、感動するものから、手に汗握るものまで、様々なジャンルがあります。
そのときの気分にあわせて、気軽に読んでみれば、新しい発見があるかもしれません。
これからも面白いノンフィクションがあったら、随時紹介していきたいと思います。