5時帰宅部

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ノートの使い分け公開!目的にあわせた上手な使い分け方とは

ノートは1冊にまとめるのがいいの?
目的にあわせて数冊を使い分けるのがいいの?

 

ノートを使っている人であれば、必ず一度は考える問題だと思います。
色々と試してみた結果、私は「目的にあわせて数冊を使い分ける」方法を選んでいます。
この記事では、ノートを使い分けるメリットや、実際の使い分け方について説明していきます。

 

 

ノートを使い分けるメリット

ノートを1冊にまとめるのがいいのか、それとも数冊を使い分けるのがいいのか、それぞれのメリットとデメリットを挙げてみます。
なお、このメリットとデメリットは紙のノートに限られます(デジタルでは異なります)。

 

  メリット デメリット

ノート1冊にまとめたとき

・全ての情報を時系列に追うことができる

・思考が分断されず、様々なジャンルの統合したアイデアが生まれやすい

・1冊にまとめられているので、持ち運びが可能でどこでも書ける

・全ての情報を1冊にまとめるため、検索性が低い

数冊を使い分けたとき

・目的にあわせて使い分けるため、検索性が高い

・目的にあわせて使い分けるため、情報がまとまっていて作業効率が高い

・全ての情報を時系列に追うことが困難

・数冊に使い分けているため、持ち運びが困難

 

どちらもメリットとデメリットがあるので、自分のノートの使用スタイルにあう方を選ぶとよいかと思います。

 

私の場合は、数冊を使い分ける方法を選びました。
目的やジャンルによってノートを分けておけば、検索性が高くなり、また情報がまとまっているため、見返して情報を使うときの作業効率が高いからです
ノートを見返す頻度が高いので、このメリットはかなり大きいです。

 

一方で、全ての情報を時系列に追うことが困難であるというデメリットはそれほど気になりませんでした。
数冊に使い分けているためノートの持ち運びが困難というデメリットについては、少し困る場面がありますが、これは後述する方法で解決しました。

 

上の理由から、ノートは「数冊を使い分ける」方を選んでいます。

 

ノートの目的から考える

では、実際にどのようにノートを使い分けたらよいのか。
まずは、ノートを書く目的から考えてみます。
私がノートを書く目的は「インプット」、「アウトプット」、「実行」の3つです。

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【インプット】

ここで言う「インプット」は、得た情報を整理してまとめていくということです。
本やテレビ、インターネット、他の人との会話など、外部から得た情報を整理し蓄積していきます。

 

【アウトプット】

「アウトプット」は、得た情報をもとに、自分のアイデアを出していくことです。
フレームワークなどを使って、自分の考えを掘り進めていきます。

 

【実行】

「実行」は、自分のアイデアをもとにそれを実現化していくことです。
イデアの中から形にしたいものについて、計画を立て、実行していきます。

 

人によって、ノートを使う目的は違いますが、概ねこの3つのいずれかに入るのではないかと思います。

 

実際のノートの使い分け

それでは、実際のノートの使い分けを紹介します。
3つ目的にあわせてノートを分けているという説明をしましたが、私の場合はさらにジャンルでも分けます。
実際の使い分けがこちら。

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【インプット】

インプットをするためのノートは、4つあります。

 

△仕事ノート
仕事ノートは仕事用に使うノートです。
新しく得た情報はここに蓄積していっています。
頻繁に見返すことが多いので、よく見るページには付せんを貼ったりしてすぐにアクセスできるようにしています。

 

△読書ノート
読んだ本の情報を書いていくノートです。
具体的な書き方はこちらの記事を参照ください。

www.gojikitakubu.com

 

△旅ノート
旅の記録を書いていくノートです。
トラベラーズノートというノートを使っていましたが、旅の記録については作成が大変だったため、旅の記録は現在ブログに残しています。
トラベラーズノートの具体的な使い方はこちらをどうぞ。

www.gojikitakubu.com

 

△思考ログノート
普段考えたことやアイデアなどを残していくノートです。
主に仕事や趣味、ブログのネタなどを書いていて、アイデアが沸かないときなど何度も見返します。
自分の考えがどう移り変わってきたかが分かるので面白いです。

 

【アウトプット】

アウトプットのノートは「アイデアノート」の1つです。

 

△アイデアノート
イデアノートは、自分のアイデアを広げて深めて、一定の結論を得るための過程を書き出していくためのノートです。
自分のアイデアを思いつくままに書き込んでいくので、きれいに情報がまとまっていないものもたくさんあります。
例えば、今回の記事のもとになったページはこんな感じです。

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以前は「思考ログノート」にアイデアを書き込んでいたのですが、情報を整理していく場所とアイデアを広げていく場所が混在してしまい、見返した時に分かりにくいものになったため、分けることにしました。
イデアを広げるためだけのノートと割り切ることで、かなり作業がはかどるようになりました。

 

【実行】

イデアの中から形にしたいものについて、計画を立て、実行していくためのノートです。

 

△未来設計ノート
未来設計ノートは、未来を設計するためのノートです。
始めたのは「妄想ノート」という本を読んだのがきっかけです。
運用方法は、この「妄想ノート」を忠実に守っているわけではありませんが、基本は同じです。
数年間や1年間の目標をここで立てています。

書くだけで人生が好転する妄想ノート (成美文庫)

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  • 作者:久恒 啓一
  • 発売日: 2012/07/05
  • メディア: 文庫
 

 

△スケジュール帳
スケジュール帳は基本的に1年間のものを買います。
未来設計ノートで立てた目標を達成するために、年間のスケジュールを立て書き込んでいきます。

 

△To do リスト
スケジュール帳で立てた計画を、週や日単位でTo do リストを作成します。
日々の活動は、基本的にスケジュール帳やTo do リストを見ながら行います。

 

「持ち運べない」というデメリットを補うには?

ノート数冊を使い分けることのデメリットとして、「持ち運べない」ということがありました。
持ち運べないと、外出時にふと何か思いついたときや書き留めておきたいときに困ることがあります。
そのときのために、小さなメモ帳を使っています。

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実はこれは元々「To do リスト」として使っていたもので、常に携帯していました。
外出時にふと何か思いついたときや書き留めておきたいものがあったときは、このメモ帳の空いているページに書き込むようにしています。
こうすれば、アイデアや情報を取りこぼすことはありません。
書き込んだ内容によって、「思考ログノート」や「アイデアノート」などに展開していきます。
小さなメモ帳を使うことで、「持ち運べない」というデメリットを補うことができます。

 

まとめ

今回は、ノートを使い分けるメリットや、実際の使い分け方について説明しました。
ノートを1冊にまとめるのか、それとも数冊で使い分けるのかは、どちらにもメリットとデメリットがあるので、自分のスタイルにあう方を選ぶとよいかと思います。

 

大事なのはノートを書く3つの目的「インプット」、「アウトプット」、「実行」をはっきりさせることです。
具体的に言うと、ノートに記載しているものが外部から得た情報なのか、自分で考えたアイデアなのか、実行するための計画なのかが分かるようにしておくということです。
これさえきっちりしておけば、ノートを使って、情報を上手に蓄積し、自分のアイデアを形にしていくことができます。