5時帰宅部

”自由に””身軽に”生きる。

礼文島① 礼文岳トレッキングしたあとは、久種湖畔キャンプ場へ

日本の北の果てに、「花の浮島」とよばれる島があります。
それが「礼文島」です。
北方領土を除くと、日本最北端の有人島です。

 

文字通り、夏には多くの花が咲き乱れる島で、その数は300種類とも言われています。
そして、この礼文島、緯度が高いので、夏でも涼しく過ごしやすいとのこと。

 

 

2018年の夏は、礼文島をめぐってみることにしました。
まずは手始めに、礼文島の最高点・礼文岳(標高490m)に登ってみることにします。

 

  

稚内で1泊

羽田から札幌へ。そして札幌から稚内へ。
なげえ。距離がなげえです。
飛行機を乗り継いで、ようやく稚内まで来ました。

 

真夏のハイキングということで、前日にサングラスを買い、半ズボンで意気揚々と飛行機に乗り込みました。
稚内に着いたらこの天候。
小雨がふりしきる中で、気温は16℃。

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神様。
サングラス返しますから、長ズボンください。
体感でいうと、東京の4月くらいでしょうか。
北海道の寒さをなめてました。
半ズボンはたくさん持ってきたのに。長ズボンは1つしかありません。

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バスに乗って、稚内の宿へ。

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この日は稚内で宿泊して、明日の朝フェリーで礼文島へ向かいます。
宿に着いたらいっぱい着込んで、ごはんを食べに出かけます。

 

ホテルの人にすすめられたお店へ向かいます。
「北の味心 竹ちゃん」。

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お店は結構混んでいました。
私は一人だったので、カウンターがたまたま空いていたのですが、大人数であれば予約しておいたほうがいいかもしれません。

 

頼んだのは、海鮮丼。
二種類のウニのってます。これはおいしい。

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あとは大ぶりの牡蠣。これはまちがいない。

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ホテルに戻る途中に、道路標識を見るとなんか違和感。
ロシア語?
さすが最北の地です。

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ハートランドフェリーに乗って、稚内港から礼文島 香深港へ

稚内港からハートランドフェリーに乗り込み、礼文島を目指します。
フェリーの切符売り場に並んでいたら、小さな子どもたちが楽しそうにはしゃいでいました。
お互いを指差して「おとこ!」とか「おんな!」とか言いあって、笑っています。
斬新な遊びだなあと、少し離れたところから見ていたら、その中の一人の男の子を目が合いました。
男の子は、おもむろに私を指差し、「おんな!」と言い放ちました。
それまでで一番の笑いが起きました。
カラカラという笑い声を背にフェリーに乗り込みます(ちなみに、私はおとこです)。

 

いよいよ、稚内港を出発です。
ここから約2時間の船旅です。

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カモメが、手を伸ばせば触れそうな距離まで近づいてきます。

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乗り込んだのは、「フィルイーズ宗谷」というフェリー。

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今回は、1等ラウンジ席にしました。
広々としていて、とても快適です。

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出発して1時間半ほどで、利尻島が見えてきました。
利尻山は厚い雲をまとっていて、なかなか姿をみせてくれそうにありません。

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礼文島の港が見えてきました。

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香深港フェリーターミナルです。

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到着しました!

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フェリーターミナルを降りるとこんな感じです。

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礼文岳登山口へ行くバスがすぐに出ると聞いたのですが、なぜか時間を勘違いしてバスを乗り過ごしてしまいます。
そして、香深港フェリーターミナルで1時間半待ち。
世界で一番贅沢な時間の使い方だと言い聞かせ、暗記するくらいパンフレットを読み返しました。

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次のバスにはなんとか乗ることができました。
礼文岳登山口へ向かいます。

 

礼文岳トレッキングの概要

<登った山>礼文岳
<とき>2018年08月12日
<天気>くもり
<ルート>内路コース
<距離>8.5km
<行程>
 11:40 礼文岳登山口
 13:30 礼文岳山頂
 14:50 礼文岳登山口

 

コース詳細はこちら。
礼文島トレイルコース

 

礼文岳トレッキングの詳細

礼文岳登山口を出発

11:40 礼文岳登山口
内路と呼ばれる場所から登り始めます。
登山口は「内路」というバスの停留所の目の前なので、分かりやすいと思います。

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ほぼ標高0mから登り始めるので、目の前の景色が変わっていく様子がよく分かります。

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礼文空港方面です。
礼文島には樹林帯が少ないので、島の起伏が分かりやすいです。

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少しずつ標高をかせいでいきます。

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気持ちのよい登山道。

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たくさんの虫や花と出会います。
ミソガワソウ?の蜜をあつめるハチ。

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何かしらの花の蜜をなめる、何かしらの蝶。

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トレッキング中に見つけた花々です。

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少しずつ地面がぬかるんできました。

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完全にガスがかかっていて、視界不良になってきました。

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こういう森も神秘的な感じがして好きです。

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頂上の手前にある400mの偽ピークです。
晴れていたら、ここから礼文岳の山頂を拝むことができるようです。

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礼文岳山頂

13:30 礼文岳山頂
すごい風と霧です。

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何にも見えません。

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苦労して登ってきても、頂上からは何も見えない。
登山あるあるですね。

 

来た道を戻ります。
頂上から少し降りただけで、風の吹き方がまったく違います。

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ここまで下りれば、霧もなくなりました。

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登山口まではもう少し。

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色とりどりの屋根がかわいいですね。

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礼文岳登山口に到着

14:50 礼文岳登山口に到着です。
バスを待ちながら、他の登山客の方と話します。
奥さんを説得しながら各地の山を登っていると言っていました。

 

久種湖畔キャンプ場へ

礼文岳トレッキングが終わった後は、久種湖畔キャンプ場へ。
今日はここでテント泊です。

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久種湖(くしゅこ)のほとりにあるキャンプ場です。

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広い芝生で、テントを張るのに困りませんね。

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バンガローやコテージもあって、十分なキャンプ用品を持ってなくてもキャンプを楽しむことができそうです。

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キャンプ場の管理人の方に、商店の場所を教えてもらって買い出しへ。
食材を買い込んで、キャンプ場へ戻るとき、小学生の男の子1人、小学生と中学生くらいの女の子2人と出会った。
ちらちら見られているなあと感じていると、男の子が話しかけてきます。

 

男の子「こんにちは!」
私  「あっ、こんにちは。」
男の子「どこから来たんですか?」
私  「〇〇県っていうところ。」
一同 「へえー。」
男の子「どこに住んでるんですか?」
女の子「いや、さっき言ったやん。」
男の子「今はどこに住んでるんですか?」
    →たぶん、今日はどこに泊まっているんですかの意味。
私  「すぐそこのキャンプ場よ。みんなは?」
男の子 地面をかっこよく指差して「おれ、ここ!」
女の子「知らんし。」

 

この男の子と中学生の女の子の掛け合いが絶妙におもしろいのです。
多分親戚同士なのかな。
お別れをいって、キャンプ場へ戻ります。

 

洗濯して、乾燥機へかけたのですが、ほとんど乾いていません。
びしょびしょの服をテント内で干して寝ます。
テント泊って、不便なこと多いけど、これもよき思い出です。

 

翌日は、「岬めぐりコース」と「西海岸8時間コース」を歩きます。

www.gojikitakubu.com