「島×ロングトレイル」というテーマを掲げて、全国各地の島をめぐっています。
これまで、色々な島を歩いてまわっていたのですが、同じ頃にロングトレイルにも興味が沸いてきました。
それならば、二つをくっつけてみたらどうかと考えたのが始まりです。
このあたりの話は、下の記事にまとめています。
今回、「島×ロングトレイル」で選んだ場所は、「とびしま海道」です。
とびしま海道とはどういうものか。
そしてどのようなルートを選んだのか、準備編についてお話していきます。
とびしま海道とは
とびしま海道は、広島県呉市の沖に浮かぶ7つの島を7つの橋で結んだ道のことです。
裏しまなみ海道とも呼ばれていて、瀬戸内海の景色を楽しむことができます。
とびしま海道を選んだ理由
「島×ロングトレイル」として、とびしま海道を選んだ理由は以下の通りです。
景色がいい
写真をみるかぎりですが、景色がいいのです。
海橋を歩いて渡ることってあんまり経験がなかったので、海の上を散歩しているようで気持ちいいだろうなあと想像していました。
昔ながらの町並みを見ながり歩いたり、島の頂上から瀬戸内の穏やかな海を眺めてみたいと思い、とびしま海道を選びました。
7つの橋を歩いて渡ることができる
ロングトレイルは歩き旅なので、橋が歩いて渡れることが前提条件となります。
橋によっては、車道しかなく歩いて渡れないものもあります。
しかし、とびしま海道の7つの橋はすべて歩道が設けられていて、安全に歩いて渡ることができます。
ちなみに、この7つの橋は歩いて渡る場合には、料金はかかりません。
距離がほどよい
今回の日程は、2日間。
1日20kmくらい歩くとすれば、40kmくらいのトレイルが適しているかなと考えました。
安芸灘大橋から、岡村島まで海岸線を最短距離で歩けば、約30kmです。
山道も歩いたりするので、実際の距離はこれよりも長くなりますが、2日間の日程でいうと、ちょうどよい距離だと判断しました。
宿泊施設が充実している
とびしま海道上の島々には、宿泊施設がいくつもあります。
宿泊 | とびしま海道〜海・島・橋〜観光情報 | 下蒲刈・蒲刈・豊浜・豊・関前の地域間交流と連携を推進
自分の歩くペースによって、宿泊地を決めることができるので、無理なく歩くことができます。
エスケープしやすい
とびしま海道上の島々には、それほど高い山はありません。
山道をしばらく歩くと、車道に出るので、エスケープしやすいトレイルだと思いました。
もし、時間が足りなくなった場合は、海岸線に降りて最短ルートを選択することもできるので、融通が利きやすいです。
トイレが多い/水や食料を補給しやすい
ルート上にはトイレが割とたくさんあるので、その点は安心です。
また、食事処や自動販売機もあるので、水や食料もそれほど持ち歩かずにすみます。
「とびしま海道×ロングトレイル」のルートは?
ルートは、7つの橋を渡り7つの島に上陸することを最低条件としました。
それ以外の細かい条件は、以下のように設定しました。
立ち寄るスポット:
これを踏まえると、下のようなルートとなります。
ちなみに、ルートを決めるときは、この地図が大いに参考になりました。
実際に歩くときもこの地図を眺めながら歩きました。
とびしま海道での宿泊
宿泊については、最初はキャンプ場でのテント泊を考えていました。
とびしま海道上には、3つのキャンプ場があります。
上蒲刈島の「恋ヶ浜キャンプ場」はとびしま海道のほぼ中央あたりに位置しているため、泊まるには最適かなと思ったのですが、7月上旬~8月下旬の期間しか開けていないとのことだったので、断念しました。
夏季であれば、上記のキャンプ場を利用してロングトレイルを楽しむのもありだと思います。
かわりに、恋ヶ浜キャンプ場のすぐ近くにある「県民の浜・輝きの館」に宿泊することにしました。
県民の浜
とびしま海道×ロングトレイルの荷物
ロングトレイルですが、宿に泊まるので、荷物はそれほど多くありませんでした。
登山で山小屋に泊まるときを想像してもらえると分かりやすいかもしれません。
以下のものを持っていきました。
着替え
防寒着
帽子
手袋
ストック
スタッフバッグ
ビニル袋(ゴミ袋)
レインウエア
ヘッドランプ
予備電池
地図
サングラス
カメラ
時計
手帳
タオル
洗面用具
日焼け止め
非常食
健康保険証
スマホ
舗装路が多いのですが、途中に山道に入るので、最低限登山ができるような恰好をしていきました。
靴は舗装路を軽快に歩きながらも、山の斜面でグリップが利くトレランシューズにしました。
日陰がないところも多いので、サングラスと日焼け止めは必須です。
いざ出発
コースが決まり、持ち物も用意していざ出発です。
「島×ロングトレイル」というテーマで、初めて自分でコースを決めて歩くので、少しワクワクします。
実際の旅の様子は、次の記事で紹介していきます。