ウルトラライトハイキングを始めるにあたって、まずは自分の装備がどのくらいの重さなのか、実際に量ってみることにしました。
ウルトラライトハイキングを始めようと思ったきっかけや、ウルトラライトハイキングとはそもそもどういうものかということについては、こちらの記事にまとめています。
ウルトラライトハイキングで目指すべき基準
ウルトラライトハイキングでは、ベースウェイトの目安を通常「5kg以下」と設定することが多いです。
ベースウェイトとは、水・食料・燃料といった消費材を除いたバックパックの重量のことで、歩行時の衣類や靴、ポケットの中のもの、ストックは含みません。
ベースウェイトの対象は、具体的には以下のようなものが含まれます。
- ザック、スタッフバッグ
- テント、寝袋、マット
- ガスコンロ、食器
- 防寒着・レインウエア・着替え
- そのほか(洗面用具など)
ウルトラライトハイキングの進め方
ウルトラライトハイキングを実践するために、以下のような順番で進めていこうと考えています。
①現在の装備の重さを量る
②道具が必要かどうかを検討する
③道具を変更できるか検討する
④ベースウェイトを確認する
このあたりは、上で紹介した記事に詳しく書いています。
今日は、「①現在の装備の重さを量る」ところから始めていきます。
現在の装備とその重さ
重さを量るために用意したのが、こちらの2種類のはかりです。
右側がタニタのはかりで、最大計量:2kg 、最小表示:1gです。
小さい道具や軽い道具を量るときに使用します。
左が吊り下げ式のはかりで、計量Max:50kg、計量Min:10gです。
2kg以上のものやベースウェイトを量るときにこちらを使います。
では、さっそく現在のベースウェイトを量っていきましょう。
今回は、10月の低山でテント泊を想定しました。
並べるとこんな感じです。
アイテムをひとつずつ見ていきます。
ザック・スタッフバッグ
①グレゴリー「バルトロ65」
②ビニール袋
③スタッフ袋
④ザックカバー
⑤モンベル「バーサライト パック 20」
テント・寝袋・マット
⑥モンベル「グラウンドシート ドーム2型」
⑦モンベル「ステラリッジテント2型」(旧型)
⑧モンベル「U.L.スーパースパイラル ダウンハガー #3」
⑨U.L.コンフォートシステムピロー
⑩サーマレスト「プロライト」
⑪Grabber(グラバー)社「オールウェザーブランケット」
ガスコンロ・食器
⑫割りばし
⑬コンロ
⑭ガス缶
⑮鍋
防寒着・レインウエア・着替え
⑯モンベルの「CRAMEECE」(フリース)
⑰モンベル「ストームクルーザー ジャケット」
⑱モンベル「ストームクルーザー パンツ」
⑲モンベル「U.L.ストレッチウインド パーカ」
⑳着替え(モンベルのジオライン長そでシャツ・タイツ/靴下/パンツ/タオル)
そのほか(洗面用具など)
㉑洗面用具(歯ブラシ/コンタクト/薬)
㉒クリアケース
㉓地図
㉔トラベラーズノート
㉕本
㉖SEA TO SUMMIT「モスキート・ヘッドネット」
㉗SONY「DSC-RX100M3」
㉘財布
㉙スマホ
㉚トイレセット(トイレットペーパー/携帯トイレ)
㉛ヘッドランプ/ランタン/ハサミ/電池など
㉜バッテリー/ケーブル類
㉝メガネ
一通り装備を並べたところで、次に一つずつの重さを量っていきます。


実際に重さを量ると、「これはこんなに重さがあったのか」と想像していた重さと違うことに気づかされます。
1つずつアイテムを量っていくことによって、改善点が見えてきそうです。
それでは、実際の重さを発表します。
合計は「11.25kg」
一応装備をパッキングしてみます。
吊り下げ式のはかりで実際の重さを量ってみると、「11.0kg」でした。
すこし誤差がありますが、だいたい11kgあたりという感じでしょうか。
もう一度、ウルトラライトハイキングの基準を確認してみましょう。
ベースウェイトが「5kg以下」でしたね。
目標5kgのところが11kgも…
これに水や食料を加えて運んでいたのだから重いわけです。
あと、6kg削減する必要があります。
まとめ
現在の装備は「11.0kg」ということが分かりました。
ウルトラライトハイキングを目指すなら、あと6kg削減する必要があります。
半分以下まで減らすということなので、根本から見直す必要がありそうです。
ウルトラライト化の進め方は、以下の通りでした。
①現在の装備の重さを量る
②道具が必要かどうかを検討する
③道具を変更できるか検討する
④ベースウェイトを確認する
今回は「①現在の装備の重さを量る」を実施して、現状を知ることができたので、
次回は「②道具が必要かどうかを検討する」に進みたいと思います。