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ウルトラライト(UL)なザッグはどれ?[後編]軽さと快適性を備えたザックはこれ!

ウルトラライト(UL)ハイキングを実践するために、今回は、「ザック」について見直しています。
前編では、テント泊できるウルトラライトなザッグの条件を書き出してみました。

www.gojikitakubu.com

 

後編では、候補に挙がったザックと最終的に選んだザックを紹介します。

 

 

テント泊できるウルトラライト(UL)ザックに求める条件

テント泊できるウルトラライトザックに求める条件は、以下の5つです。

 

 △容量は50L以上~60L以下
 △フレームあり
 △重さは1300g以下
 △背負い心地が良い
 △使い勝手がよい

 

条件の詳細については、前編の記事を確認いただければと思います。

 

テント泊できるウルトラライト(UL)ザックの候補

ウルトラライトザックの候補となったものは、以下の5つです。

 

 △モンテイン/ナウカン60
 △オスプレー/レヴィティ60
 △山と道/ONE
 △オスプレー/エクソス58
 △グレゴリー/オプティック58

 

1つずつ見ていきましょう。

 

モンテイン/ナウカン60

「1gでも軽い装備を求める長距離トレッカーに」
エバニュー公式オンラインショップ / ナウカン60

 

  • 容量:60L
  • 重さ:900g(レインカバー別)
  • その他特徴: ZephyrAD背面システムと呼ばれるシステムは、背面長は無段階で容易に調整が可能。背面パネルCONTACTオープンメッシュは通気性が良く蒸れにくい。ショルダーハーネスとウエストベルトには通気性とフィット感の高いCONTACTエアメッシュPlusが採用されている。大きめのサイドポケットパックが左右にあり、ザックを背負ったままボトルなどの出し入れが可能。(参考 :Naukan 60 - GRiPS/グリップス

 

モンテインは、1993年にイギリスで誕生したブランドです。
多くのトレイルランレースに協賛しているので、個人的にはトレランのブランドというイメージが強いです。
トレランに使用されるだけあって、タフで軽量のものが数多く作られており、デザインもかっこいいです。
前々から、ウルトラライトハイキングに取り入れたいなと思っていました。

 

このモンテインの「ナウカン60」については、雑誌に紹介されているのがきっかけで知りました。
重さはわずか900gで機能も充実していて、とても魅力的なザックだなと思いました。
ただ、モンテインはトレランのイメージがあったので、「ナウカン60」の荷重はほとんど肩にかかっていて、腰部分のベルトは揺れ防止の役割なのだろうかと勝手に想像していました。

 

とりあえず、現物を見て確かめようと思ったのですが、お店に行ってもなかなか見つかりません。
販売元の株式会社エバニューに連絡すると、まだ1店舗くらいしか卸していないということ。
「荷重は主に肩にかかるんでしょうか」と聞くと「肩と腰の両方にバランスよく分散されます」との回答を得ました。

 

それから、数カ月してやっと現物をみることができました。
背負ってみると、たしかに荷重は肩と腰の両方にバランスよく分散されています。
背面にはザックと背中の間には空間があり、通気性の高い構造になっていました。
ポケットは比較的充実していますが、ウエストベルトのポケットは省略されています。
背面長は無段階で調整が可能なので、どんな体形でも合いやすいと思います。

 

「軽さ」、「背負い心地」、「使い勝手」の3つの項目について、5段階評価をつけてみたいと思います。

 

軽さ:★★★★☆
背負い心地:★★★★☆
使い勝手:★★★★☆

 

オスプレー/レヴィティ60

「ウルトラライトな装備を背負っての5日前後の縦走、ロングハイクに対応するスーパーULパック。」
レヴィティ 60 【オスプレーキャップ プレゼント対象】(M パララックスシルバー): オスプレー | ロストアローオンラインストア

 

OSPREY(オスプレー) レヴィティ60 OS50341 Parallax Silver パララックスシルバー M

 

1974年アメリカで誕生したオスプレー
ザック界を代表する巨匠が、かなり攻めた商品をだしてきました。
それがこの「レヴィティ60」です。
「ロングハイクに対応するスーパーULパック」と自ら謳っているだけあって、かなりウルトラライトな仕上がりになっています。
ちなみに45Lのモデルもあります。

 

まずは、その重さですが、わずか860gしかありません。
レインカバーを入れても、990gで1000gを下回っています。

 

実際に背負ってみると、背負い心地は良かったです。
隙間なくピタッと背中に吸い付く感じで、歩いていてもずれることはなさそうでした。
また、“ウルトラライトエア―サスペンション”によって、背中の快適さが保たれます。
こちらもポケットは比較的充実していますが、ウエストベルトのポケットは省略されています。

 

ショルダーハーネスとウエストベルトは一部メッシュ化されて大胆な骨抜きがなされています。
また、本体には軽量で丈夫なナノフライファブリックという生地が使用されていたり、サイドコンプレッションに細引きが使用されていたりして、軽量化に一役買っています。

 

ただ、他のザックと比較すると本体の生地が薄いため、ザックの形をキープする力が弱く、またサイドコンプレッションが細引きであることから、パッキングに少しコツがいるのかなという印象でした。

 

軽さ:★★★★★
背負い心地:★★★☆☆
使い勝手:★★★☆☆

 

山と道/ONE

「ロングディスタンスハイキングのために設計された大容量かつ超軽量のフレームパックです。」 下記HPより

 

www.yamatomichi.com

 

  • 容量:50~55L
  • 重さ:823g(55L)、レインカバー別
  • その他特徴: 独自設計のX型フレーム。サイズ/素材/色を選べるカスタムオーダー制。大容量フロントメインポケットなど

 

山と道は2011年に日本で誕生したブランドです。
比較的新しくできたブランドですが、ウルトラライトハイカーは利用されている方々が多いのではないでしょうか。
山はもちろんのこと、若い人を中心にタウンでも見かけるようになってきました。
軽量であることや機能性やデザイン性の高さが支持されているのではないでしょうか。

 

そんな山と道から売り出されている大型ザックが「ONE」です。
とりあえず驚くのが軽さです。
フレームを装備しながら823gに抑えており、他の4つのザックの中で最も軽いです。
ポケットなどは大容量でかなり充実していますし、止水ファスナーなども設けられていて、細かいところまで作りこまれている印象です。

 

ONEはなによりデザインがかっこいいと思います。
さらに、うれしいのはサイズ/素材/色を選べるカスタムオーダー制というところ。
組み合わせは何パターンもあるので、自分だけのお気に入りにザックをつくることができます。
ハイキング中にザックが他の人とかぶって気まずい思いをすることもなさそうです。

 

このザックで決まりかなあと思っていたのですが、やっぱり購入する前に一度は背負っておきたいということで「Off the Grid 2019(オフザグリッド)」へ。

 

山と道のブースへ向かうと行列ができていて、ザックを背負うのも順番待ちという感じでした。
しばらく待って、ようやく背負えることに。
これで背負い心地が良かったら買おうと思ったのですが…

 

少しだけ、ほんの少しだけだけどザックと背中の接触面が気になりました。
よく背負っているザックが、ザックと背中の間に空間ができるタイプなのでそう感じただけかもしれません。
ただ、これはあくまで個人的な感想です。
当然背負う人によって、背負い心地は変わります。
実際、隣で背負っていた女の子は「わ!背負いやすい!」と感動していました。

 

軽さ:★★★★★
背負い心地:★★☆☆☆
使い勝手:★★★★☆

 

オスプレー/エクソス58

「ウルトラライトな装備を背負っての5日前後の縦走、ロングハイクに対応する超軽量パック。」
エクソス 58 【オスプレーキャップ プレゼント対象】(S ブレイズブラック): オスプレー | ロストアローオンラインストア

 

OSPREY(オスプレー) エクソス 58 M ブレイズブラック

  • 容量:58L(Mサイズ)
  • 重さ:1230g(Mサイズ)、レインカバー130g
  • その他特徴:エアースピードサスペンションによりパックと背中の間に空間がつくられ通気性に優れる。雨蓋ははずすことができ、軽量化を図れる。雨蓋の代わりにフラップジャケットで覆うことで荷物を守れる。トレッキングポールアタッチメントが設けられていて、脇の下にトレッキングポールをすばやく収納できる。(参考:https://www.osprey.com/jp/en/product/exos-58-EXOS58S18_759.html

 

またまた登場しましたオスプレー
軽量パックの機能性と快適性の基準を一気に引き上げたウルトラライトパックです。
このエクソスシリーズが生まれたのは2009年で、実は10年以上が経過しています。
その10年の間に何度かアップデートされていて、軽量化と快適性が押し進められてきました。
レインカバーを含めると1360gあり、候補の中では最も重いですが、細かい機能が至るところに織り込まれていて、かなり快適なモデルです。

 

エアースピードサスペンションによりパックと背中の間に空間がつくられているため、このモデルも通気性はかなりよさそうです。
また、ショルダーハーネスとウエストベルトは適度な厚みがありクッション性も高いので、背負い心地はかなりよいです。
エクソス58には、トレッキングポールをすばやく収納できるトレッキングポールアタッチメントがついています。
この機能は他の4つのザックにはありません。
歩きながらのトレッキングポールの収納って結構面倒なので、この機能はかなりうれしいです。

 

気になった点は、ウエストベルトにポケットがない点。
後は、サイドコンプレッションの紐がサイドポケットの上を通る構造になっていて、サイドポケットに物を出し入れするときに少し干渉しそうだなと感じました。

 

軽さ:★★☆☆☆
背負い心地:★★★★☆
使い勝手:★★★★☆

 

グレゴリー/オプティック 58

「For ultralight backpacking with the support to keep you comfortable and moving quick.」
https://www.gregorypacks.com/packs-bags/backpacking-packs/optic-58-7892OPT58.html

 

[グレゴリー] GREGORY OPTIC58 オプティック58 ラバグレー M 916441490

  • 容量:58L(Mサイズ)
  • 重さ:1243g(Mサイズ)、レインカバー込み
  • その他特徴: 吸湿発散性メッシュを備えたAeroSpan通気サスペンション。取り外し可能な天蓋 超軽量ウェザーフラップ付き。トップポケットにレインカバー収納。サングラスが収納できるクイックストウ。(参考:オプティック 58 |バックパッキング|グレゴリー(GREGORY)公式通販

 

1977年にアメリカで誕生したグレゴリー。
バックパックと言えばすぐに名前の挙がるブランドだと思います。
トレイルだけでなく、街でもよく見かけますね。

 

グレゴリーのザック作りの理念として、ザックは背負うのではなくて「着る」ものだという発想があります。
その理念の通り、背負い心地に関しては一切の妥協がないという印象です。
グレゴリーのザックはしっかりとした作りになっている分、少し重量があるイメージがあったのですが、この「オプティック 58」は違います。

 

背負い心地の良さはそのままに、重量は1243gに抑えています。
5つの候補の中では、2番目に重いですが、レインカバー込みの重量なので十分軽量と言えます。
背負い心地は5つの候補の中でもかなり良くて、頭一つ出た感じ。
吸湿発散性メッシュを備えたAeroSpan通気サスペンションで、もちろん背中もサラサラ。

 

構造やスペックは、オスプレー/エクソス58と本当によく似ています。
オプティック58の独自な特徴と言えば、トップポケットにレインカバー収納が収納されていること。レインカバーってわざわざ買うのも面倒だし、持っていくのを忘れることがあるので、これはかなりうれしいポイントです。
あとは、サングラスが収納できるクイックストウが設置されており、ウエストベルトのポケットもついています。

 

軽さ:★★★☆☆
背負い心地:★★★★★
使い勝手:★★★★★

 

最終的に選んだのは…グレゴリー/オプティック 58

ここで、候補5つの「軽さ」、「背負い心地」、「使い勝手」のポイントをまとめてみます。
結果はこのようになりました。

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どの項目を重視するかで選ぶザックは変わると思いますが、
私は、合計ポイントの高い「グレゴリー/オプティック58」を選択しました。

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まとめ

今回は、テント泊できるウルトラライトザックを選ぶ過程をお伝えしました。

 

ザック選びは何の項目を重視するかで、結果が大きく変わってくるので、ザックに求めるものは何かをはっきりさせることが大切だと思いました。
また、シューズと同じようにザックも身体の形に合う合わないがあるので、購入する前に、実際に背負って確かめることをおすすめします。

 

条件から5つの候補を選び出したわけですが、どのモデルも軽量で高いスペックをもった最高のザックだと思います。
最終的にグレゴリーのオプティック 58を選んだのですが、選定方法は完全に私の主観ですので、参考程度にしていただければ幸いです。

 

グレゴリーのオプティック 58のレビューは、今後レポートしたいと思います。